まったく分かってないが、どういうことになるのだろうか?
ギリシャは緊縮財政・構造改革を国民投票で否決したというが、今後事態はどうなっていくのか?
7/5の産経新聞ではニューヨーク駐在編集委員の松浦肇記者が「ギリシャ危機の本質」という記事で、欧州中央銀行はギリシャ危機は織り込み済み、と書いていた。
また、「皮肉にも、通貨統合で実力以下の通貨安を享受して外貨を稼いだドイツは、ギリシャに緊縮財政を要求し、矛先は社会保険費に向かっている。一方で、GDP比で2%超と北大西洋条約機構(NATO)加盟国としては突出して高いギリシャの軍事費にあまり触れないのは、ドイツやフランスにとってギリシャが兵器購入の得意客だからだ」であり、ギリシャだけが悪いわけではない、と結論づけている。
陰謀論的な視点から見ると、いつ破裂するか分からない不発弾のような状態となったギリシャをコントロールする者は、世界経済を威嚇してコントロールするキャスティング・ボートを握ったことになる。
つまり、沈黙の兵器である。
自然にギリシャがこのような絶妙な状態になったなどとは考えられない。
誰かがもちろん事態をコントロールしている、陰謀論的視点からみるとそうとしか考えられない。
しかし、西欧文明の源流であり、かつて新古典主義者の憧憬をあつめたギリシャが、昔日の面影のかけらもなく無残な姿をさらしている。
我が国とて同じである。
いくら高度な文化を花咲かせていようと、油断したらローマやカルタゴや、ギリシャのごとく滅んでしまう。
自分は路傍の石ころみたいな人間だが、そうならないよう何かお国のために役立ちたい、最近とみにそう思う。