そむりえ亭は裕福な店ではありません。よって付合せに使う野菜は料理によって全て替える、なんて出来ません。何種類かの野菜をシェフが上手に形を替えたり、味を替えたりしてお出ししています。
その中で「本日のスープ」もご用意するわけです。
最近お出ししているスープが秀逸です。
大根のスープ。
付合せとしては結構フレンチでも重宝される素材、大根。
フォワグラと合わせたりするのは有名です。
しかし、スープそのものが一時すたれる傾向にありましたので、シンプルなスープでなく、飾ったスープが復権してきていました。スープが入った前菜、的な・・・・・
でも私は思うのです。スープはシンプルなのが良い。
ワインを飲んでいてもスープは有難いものです。お腹にも優しいですしね。
大根のスープ。荒く切った大根をバターでいためて、水で炊いて、クリームと牛乳を少し、味は塩のみ。裏漉せば滑らかでクリーミーな香り高いスープの出来上がりです。
何しろ旨い。
ジアスターゼが「消化を助けるぞ!!」と叫んでいるような信号が聞こえます。
ワインに合わせることを考えてもいいと思いますが、この際、大根のスープはワインの合間の胃腸の休憩に如何でしょう?
気が付けば、いつもより快適にワインが頂けるのではないかな、と思います。
お試しください!!