昨日はワインティスティングの基本である色々な要素の「真ん中」を知るべく経験を重ねたほうがいい、というようなことを書きました。
確かにそうなんですが、もう少し補足しないといけません。
例えば「何処から何処までの真ん中」かと言えば、決して突き抜けたサンプル=例えばウサインボルトの出した世界新記録の9秒54と何も運動しないお爺ちゃんが歩いた100メートル10分の記録の真ん中をとるとチョイと正確性がずれます。
やはり「一般的な成人男子の・・・・」的な縛りを加えないと真ん中は認識しずらい訳です。
また、40年50年と熟成したワインとそうでないワインの時間がもたらす差。
これは数をテイスティングすればいいというものではなく、同じワインを2年5年10年20年と追いかけてこそ点と点が結べます。
しかし、そんなことを言っていると殆どの方は真ん中を知ることは出来ませんね。
まずは若いワインの価格、産地、品種のバリエーションを知り、時間の縦軸を追いかける。
ま、ワインというものの面白さでもありますが、お客様にワインを提供するに当たっては統計の上で恥ずかしくないサンプル数の「真ん中」を探してみて欲しいと思います。
ちなみに年月を経るうちに真ん中が変る、という事もありますね。
ああ、ややこしい、なんて言わずに色々と試してください。
面白いですからね!!!!