ワインも色々な性格が束になったようなものです。
優しい面、怒りを表す面、涙を流す一面、スポーツが特異な面etc・・・・・
その中のどこかが突出している時期、ある一面が隠れている時期、苦手だと思っていたものが得意に変わった部分・・・・・etc
ワインも同じです。
要素で言うと酸、アルコール、ミネラル、香気成分、タンニン(赤の場合)などが織りなすワインの性格。
年月を経て、円やかになる面もあれば、失いすぎてとげが出る場合もあります。
閉じていた香りが花開くこともあれば、そうでない場合もあります。
注意深く見れば見えてしまう欠点もあれば、裏を返せば長所になる部分もある。
ソムリエ協会の認定試験のテイスティングが17日にあるので、練習している方々が多いのですが多くの方に見受けられるのが「木を見て森を見ず」なテイスティング方法ですね。
その人は大柄な人なのに、指の細いのを見つけて「細身の人だな」と決めつけ「職種はマラソン選手かボクサーに違いない」とそういう人の特徴を探してしまうのですね。
そうすると大概の場合、少しはそういう部分が見つかるもので実はアメフットの大柄な選手であることに気が付かない、という結果になります。
「当てよう」という気持ちが強すぎるのだと思います。
充分に訓練の積まれた人の場合、かなり早い時間で「検査が終了」しますので「簡単に当てている」ように見えますが、実はしっかりとした分析があるのです。
どうぞ受験者の皆さん、しっかりと分析して、ワインの性格を絵に描いてください。
そうすることで「受かるだけの受験」から「受かった後に役に立つ受験」に変ると思います。
ある意味、人間付き合いと同じですね!!
頑張ってください!!!!