教訓Ⅰ /加川良
昨日は「家呑み」が増えるだろうこの時期に「いったん栓を開けたワインも急いで空にする必要はない」と言うようなことを書きました。
そう、ワインは1日や2日で痛むことなど殆ど無いんです。
さて今日は保存温度に関してです。
世の中に「ワインセラー」なるものが「普及した」とワイン好きの間では思われがちですが、そんなことはありません。
殆どの家にはなくて当然。
ですので、大概の場合は部屋に出しっぱなしか、若しくは冷蔵庫にあるのだろうと思います。
結論から先に言いますと・・・
この時期はどこに置いていても大きな問題はありません。
季節的にはワインの保存に丁度いい温度の範囲ですし、冷蔵庫は飲み頃温度ではないにしろ「温度変化は少ない」のですから、痛むことは無い筈です。
強いて言うと濃い赤を冷蔵庫に入れると「澱」(おり)と言われる沈殿物が析出しやすくなりますので、それさえ判っていれば大丈夫です。
ということで「コロナの間は家呑みだ」とワインを買いこまれた方も、数か月のうちに飲まれるのなら保存に「そんなに」気を遣う必要はない、と断言します。
ただ、保存している場所によっては「今から飲むための温度」に合わせることは別です。
すっごくアバウトに言っておきますが・・・
1:安めの白、スッキリの白、シャンパンを始めとしたスパークリング、ボージョレのような「全然渋くない赤」などは冷蔵庫に入れておきましょう。出してきて直ぐに楽しめます。
2:渋みの強い赤は部屋の温度でOK。夜の室温が10度台の4月中旬なら、そのまま楽しめます。
3:ピノノワールややや価格が低めの=そんなに濃くない赤、高級な白、樽熟の白(主にシャルドネ種)などは1と2の間の温度が望ましい。ちょっと工夫が要ります。
他にも色々ありますが、それはまた・・・・
どうぞ「家呑みライフ」を「より美味しく」お楽しみください。
樋口誠
そう、ワインは1日や2日で痛むことなど殆ど無いんです。
さて今日は保存温度に関してです。
世の中に「ワインセラー」なるものが「普及した」とワイン好きの間では思われがちですが、そんなことはありません。
殆どの家にはなくて当然。
ですので、大概の場合は部屋に出しっぱなしか、若しくは冷蔵庫にあるのだろうと思います。
結論から先に言いますと・・・
この時期はどこに置いていても大きな問題はありません。
季節的にはワインの保存に丁度いい温度の範囲ですし、冷蔵庫は飲み頃温度ではないにしろ「温度変化は少ない」のですから、痛むことは無い筈です。
強いて言うと濃い赤を冷蔵庫に入れると「澱」(おり)と言われる沈殿物が析出しやすくなりますので、それさえ判っていれば大丈夫です。
ということで「コロナの間は家呑みだ」とワインを買いこまれた方も、数か月のうちに飲まれるのなら保存に「そんなに」気を遣う必要はない、と断言します。
ただ、保存している場所によっては「今から飲むための温度」に合わせることは別です。
すっごくアバウトに言っておきますが・・・
1:安めの白、スッキリの白、シャンパンを始めとしたスパークリング、ボージョレのような「全然渋くない赤」などは冷蔵庫に入れておきましょう。出してきて直ぐに楽しめます。
2:渋みの強い赤は部屋の温度でOK。夜の室温が10度台の4月中旬なら、そのまま楽しめます。
3:ピノノワールややや価格が低めの=そんなに濃くない赤、高級な白、樽熟の白(主にシャルドネ種)などは1と2の間の温度が望ましい。ちょっと工夫が要ります。
他にも色々ありますが、それはまた・・・・
どうぞ「家呑みライフ」を「より美味しく」お楽しみください。
樋口誠