ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

報道の見方

2020年04月16日 00時28分08秒 | コロナ
かなり前の話です。

ホテル時代、レストランのマネージャー職をしていた時の事。

取締役なども交えた「料飲会議」(と言ったと思います)で、ある取締役が私に向かって自信満々に言い放ちました。

「樋口君、君のところは単価が落ちてるなあ」「なんか施策があるんか?」

私はこう答えます。

「取締役、どこを見て言っていますか?」「単価は上がりまくりです」

彼「でも、下がってるやないか」

ちなみにランチもディナーもちゃんと単価は上がっているのです。

しかもランチは入客数も多く上がっています。

そうすると簡単な話ですが、ランチという単価が低い入客数が上がりますと一日計の分母=入客数も上がりますので単価は下がって見えるわけです。

ほんとに簡単な計算です。

「阿保ちゃいます?」


相手は取締役でしたが言っちゃいました😅

しかし、他のマネージャーはそういった席ではだんまり。

情けないなぁ・・・・



さて今のコロナに関して報道で出てくる数字も背景や条件をよく見ないといけません。

勿論、私ごときに正確な数字の分析も、その咀嚼も出来ないと思っています。


それでも日毎の感染者数やPCR検査数は見ることが出来ます。

例えば14日の検査数は9,669件のようですから着実に増えています。一週間前の数値は7,678件。

また同じ曜日での一週間前(4月7日)の患者数が156名で14日は242名。増えてますね。というか爆上げです。

11日、12日が400名前後ありましたから下がっているように見えますが、一週間毎の動きで見ると確実に上がっているのは明白。

勿論、検査数が上がっているのも要因かと思いますが「昨日より少なかった」というのに一喜一憂してはいけない、ということです。

また報道では「医療崩壊も近い」などと甘いことを言っていますが、受け入れ困難な病院も多数出ているということは、充分に「崩壊」なのではないかと感じています。

(そむりえ亭のお客様には医療関係の方や分析系のお仕事の方も多く、間違っていたら恥ずかしいのですが💦)


昨日は石田純一さんの罹患も報道されました。

ソムリエ協会の行事でも何度かお目に掛かっている方です(石田さんは覚えてもいらっしゃらないと思います・・・)

大阪のワイン関係者が亡くなったり、元阪神の片岡さんも含め、少なからずの方が「アイツにやられている」のです。


「俺は平気」「罹らないはず」な情勢でなくなっています。

それをどう捉えるか?は現状では個人任せですが、なによりも「Stay Home」です。

専門家チームの西浦教授は政府(安倍さんも西村大臣も)が「7割から8割」と曖昧なことを発信したことに憤慨して「8割以上じゃないとダメなんだ」と言っていますね。

私はそれを信じたいと思います。

そうすることで「いち早い終息」が見えるのだ、と・・・・・

パッパラパーの私なりの解釈です。

皆さんはどう見ていらっしゃるのでしょう?


PS:ここ数日の私の投稿がシリアスなのか、何名かの方からご心配のメッセージを頂いています。

  本人はいたって元気(金策面は元気ではありませんが・・)ですのでご心配なく‼


        樋口誠