ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

家呑みワインの・・・

2020年05月05日 00時38分54秒 | ワインの事
コツ、という言葉が正しいのか判りませんが・・・

ま、私の経験談です。


先日は抜栓後も長持ちするワインの話を書きました。

確かにそれもあるんですが、中にはそうでなくて面白いものもあります。

例えばシャンパンやイタリアのフランチャコルタ、アルタランガなど瓶内熟成の長い発泡性ワイン。

いくらストッパーで蓋をしてもガスは抜けていくものです。

そうなると「らしさ」が失せていきます。・・・・と思いがちですが、実はそこからも面白いんです。

「らしさ」は「発泡性」にも掛かりますが「瓶内熟成」という点ではガスが抜けても「らしさ」を残します。


ですので、一日で呑み切らないでいて「ガスが弱くなってきたなあ」という時の処方は・・・

1:温度を少し上げる=12度以上で大丈夫

2:グラスを大き目の、例えばピノノワール用の口のすぼんだグラスに替える。
  
3:不思議なもので温度を上げるとフルートグラス=通常の細いグラス=だと「温い」と感じます。

4:大きくても口がすぼんでいないものはお勧めしません。

5:上質のシャルドネに旨味とイースト香を加えたような味わいになりますので、ボリュームのある食感の料理が「より似つかわしい」と思います。


いずれにせよシャンパンを含めた「このタイプ」は高価でもありますので「ガスが抜けたから駄目だ」と思わずに上手に召し上がってください。

         樋口誠