物事の上達大概の場合「真似」から入っていくものです。
サッカーなら「ロナウジーニョのようなエラシコをしてみたい」とか、野球なら「イチローさんのように振り子打法を」とか・・・
勿論、新しい方法を試す人もいるとは思いますが、記憶のどこかに「過去の成功者」が潜んでいるものです。
料理でも同じです。
「母はこうしていたな」
「〇〇さんの包丁使いがかっこいい」
それらの「真似」が上達への近道。
昨日お越しのお客様は坂本君の料理を再現しようと自宅で「真似」をしているそうです。
家と店のキッチンでは使い勝手も違いますし、道具も違うはずですから「そうは問屋が卸しません」ってことかもしれませんが、やっていくうちに「お、それなりに旨いやん」になるもの。
私もたまに店の料理法を真似てます(笑)
私の場合、本来の仕事「ソムリエ業」でも素晴らしい先輩の真似を「知らず知らず」にしていました。
どうぞ若い方は恥ずかしがらずに「真似」から始めてくださいまし。
樋口誠