一種類の葡萄で造るワインもあれば、数種の葡萄をブレンドして造るワインもあります。
正確に数えたことはありませんが一種類の葡萄で造る方が少ないはずです。
で、そのブレンド具合はワイナリーが公表している場合もありますが、私は余りあてにしていません。
例えば・・・
「A種が50%、B種が30%、C種が15%、D種とE種を合わせて5%」と書かれていても、それは「作付面積」のことを言っていたり、「例年の平均」であったりし「年毎に違う」場合もあります。
自然のことですから毎年同じはずもなく、また品種によっては「わずかな量で大きな影響」というものもあります。
或いは量は一緒でも「A年はカベルネが強く、B年はメルロが強い」とかいう場合もあるのです。
よって、業界人やマニアが「セパージュ(品種)の割合は?」などと話しているのをよく聞きますが、それに頼ってワインの味わいを想定してはいけません。
だいたい生産者が代替わりしても造り方が変わるものですし、植替えによる変化もあるのです。
「品種の比率」に踊らされないように・・・
さて今日は2組のご予約で、まだまだお席があります。
そして明日26日は知人の祝いでお休みを頂戴します。
どうぞ宜しくお願いいたします。
樋口誠