一時はよーく熟した葡萄を栽培・収穫したり、所謂ニューワールドのワインがもてはやされたりしたものです。
こういうワインは総じて「高アルコール」
それはそれで美味しいワインですし、私も嫌いではありません。
「フランスやイタリアワイン一辺倒だった時代に風穴を開けたい」と前職時代の私はニューワールドを盛んに使っていたのです。
重ねて言いますが美味しいんです。
しかし、ホテルマンを始めた頃に飲めた量がいつの間にか飲めなくなっていたのです。
で、ここ最近また若干ですが飲めるようになったような・・・気がします。
よくよくラベルのアルコール表示を見れば低いものを多めに扱っているのですね。
理由の一つは日本のワイン。
もう一つは「まだあまり注目されていない産地」のワイン。
そして泡ものの多用。
いずれもアルコール低めなんです。
ボトルで一本飲むとビール一杯ほどのアルコール差になるんですから、当然です。
私は「沢山飲みたい派」ではありませんが「たまたま」そうなって・・・
再度、時代を遡ると・・・
よく使っていたボルドーなども80年代後半迄はアルコールが高いことはあまりなく、カリフォルニアでも「ボルドーより高いけれど意外に低め」でした。
ま、アルコール表記も結構誤差がありますので、真実や如何に?です。
今お出ししているペアリング用のワインは6種の内の4種が低め。
アルコールにお強くないお客様にはいい選択かと思います。
ということは強い方には物足らないかも、ですが・・・
あくまでも「料理に合わせて」の事ですので月が替わればどうなるか判りません。
が、アルコールの多寡は自宅での「家呑み」ワインの選択肢として考えるても良さそうです。
さて今日29日、半分ほどのお席が空いています。
お待ちしています。
樋口誠