ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

澱について

2014年08月14日 03時47分07秒 | ワインの事

「しばらく家に置きっぱなしにしていたワインに何か沈んていたので捨てた」「濁りがあったから変質していると思って飲むのをやめた」という人は少なくありません。

しかし、殆どのワインは「問題なし」といっていいと思います。

場合によっては変質もないとは言えませんが、大概のワインの澱や濁りは大丈夫なものです。



元来、葡萄には沈殿する成分が沢山あるわけですし、フィルターや濁りの除去をするか、しないかは生産者の哲学によって違います。

更にはどんなワインでも何年何十年と時間を経ると澱は止むを得ないのです。

ただし、口にザラツキを感じさせたり、違和感を覚えさせるものも無きにしも非ずですので、そういうものはデキャンタ=上澄み部分を別の器に移して飲めばよいのです。

かのロマネコンティのオーナーであるヴィレーヌさんは「私のワインは澱ごと飲んで欲しい」と言っていました。


とか言いながら一般消費者には判らないものです。

ショップの店員はそこを説明し「これは澱ごと混ぜて飲んでください」とか「デキャンタしたほうがよい」とかを説明してほしいな、と思いますし、ソムリエはそのワインにとって最適な状態でサーブしてほしいものです。


いい休養でした。

2014年08月13日 02時32分40秒 | ちょっと休憩

昨日は周年営業のあとの最初もお休みを頂きました。

高校の同級生に誘われ天満辺りをウロウロ。

いやあ、ずっと大阪に暮らしていますし、天満にも行ったことはありますが、昨日は沢山新しい体験をしましてリフレッシュに充分でした。

その後はいつものコースで〆る事になりますが、気持ちよくブログにたどり着いています。


さて今日あたりから盆本番です。

今の所、14日以外は落ち着いています。

おそらく、これから行き処を求めて予約が増えてくるものと思われます。

どうぞ、お早目に御一報くださいネ!!

ちなみに周年営業でも使ったスペシャルワインも引き続き開けています。

シャンパンはクリュッグ.グランドキュヴェ

赤ワインではオルネライア

通常では中々開けられない価格に高騰していますので、是非、この機会にお試しください。


では楽しいお盆を!!!!


小学生の頃

2014年08月12日 02時09分43秒 | ちょっと休憩

朝礼などでフォークソングを歌ったりすることがありました。

「遠い世界に」とか「あのすばらしい愛をもう一度」「友よ」などです。

中でもツイツイ口ずさむのは「戦争を知らない子供たち」。

杉田二郎さん率いる「ジローズ」さんが1970年に発表しています。

私が小6の頃です。

私は当然「戦争を知らない」訳ですが杉田さんは1946年生まれ。

つまり終戦の翌年。68歳になられる年齢です。

おそらく終戦直前に生まれた方も記憶の上では「戦争を知らない子供たち」なんだろうと思いますから、現在生きている殆どの方は「知らない」んですね。

とすれば戦争を知っている世代の子供として生まれた=私達こそが今後の世の中に「悲惨さ」「無情、無常さ」「狂気」を伝える役割の最前線になります。

私の父は大正11年生まれで、出征してビルマで終戦を迎えました。

母は大正13年、東京で生まれ兄を中国での戦死で失い、弟3人と里子で来た妹1人を抱えて大阪に疎開してきた人です。

私は昭和33年生まれですが、子供の頃は戦争は遠い昔と感じていましたが、今思えば生まれる「たった13年前」まで父は戦っていたのです。

「遠い昔と感じて」いた私に両親は戦争の悲惨さをよく話してくれました。

切実でリアリティのある話だったことをいまでも覚えています。

毎年、この季節はテレビで終戦や原爆の特番が出ます。

しかし、今年は集団的自衛権の話でちょっと様相が違いますね。

私は飲食店経営者として政治的な発言は控えることが多いのですが、これだけは言っておかねば、と思います。

戦争は「守る」とか「攻める」とかではなく「しない」しかないのです。

性善説では済まない「狂気」が方向を変えるのが戦争です。

少なくても92を迎える父、90の母は望んでいません。

周年を終えて、休み前に一言残します。


神に感謝です。

2014年08月11日 02時23分19秒 | ちょっと休憩

「やっぱり台風には勝てないなあ」とあきらめていました。

実際、一昨日はキャンセルがあって、昨日はそれどころではない!!!!!との危機感がありました。

しかし蓋を開けてみますと一組の減員一名のみで予定通り進行できたのです。

ありがとうございます!!!!!!

諦めていたのに、ちゃんとお客様がお越しになるというのはゼロから忙しくなるより嬉しいかもしれません。


周年期間はそれ以外の料理の仕込みができませんし、12日に休んで翌13日からは出さないメニューですので、食材の使用量の前後は結構響くのですね。

いやあ、皆様ありがとうございます。

ま、食材のロスの話は実は本末転倒でして、いい感じで「喜んでいただける」ペースで進められた、という事の方が重要ですね。

今日は周年最終日です

ここ何日か慣れた涼しさから猛暑に戻ります。

どうぞ、涼しい恰好でお越しくださいネ!!

もう一日、そむりえ亭の「6周年記念メニュー」をお楽しみください!!


中洲のキャンプ場

2014年08月10日 02時35分03秒 | ちょっと休憩

少し前の中洲上にあるキャンプ場での災害は、起こるべくして起こった事故ですね。

「ここでは雨はふっていない」ではなく「ここに至る川の上流で何が起こっているか?」を考えられるのは経験者だけなんかも知れません。

が、そこの所の「勘」はドンドン薄れているのかな、と感じる今日今頃です。

そういう意味では台風も同じです。

我々が生活する大阪市内は殆ど大きな災害の無い平穏な印象ですが、私が幼い頃親しんだ大和川も氾濫寸前だったと聞きますし、市内からさほど遠くないところでも避難勧告が出ているのです。

山で受けた水量は下流に行くに従い大きなうねりとなる、というのは自然之理です。

しかし目の前の平安に負けるのですね。

さて昨日はそんな中、計2組のキャンセルがありましたが、私としては「無事であって頂きたい」という想いの方が勝ちますので、どうぞ気になさらないでください。

また、その穴を埋めようとお越し頂いた「近くのお客様」には経営者として大きな感謝を覚えます。

今日10日がおそらく本番の台風11号ですが、市内の雨は夕方までには落ち着くものと思います。

が、それまでの雨量の予報は大変な事になっています。

どうぞニュースで安全を確認して家をご出発頂ければ、と思います。

もしキャンセルが出ましたら、昨日のようにブログとFBで報告いたしますので「安全地帯」の方のみ反応、応援頂くと涙チョチョ切れです。

でも無理しちゃだめですよ~~~~!!!


7年目の最初のご連絡

2014年08月09日 01時45分48秒 | ニュース

昨日は6周年初日、台風の影響もなく、無事にサーブを終えました。

ご満足頂けたかどうかはお客様のみぞ知る、ですが・・・

今日9日は少し台風が気になりますが、変わらずサーブ出来るよう頑張りたいと思います。

さてお知らせしておりましたイベントのうち、9月1日(月)のワインメーカーズディナーは満席となりました。

キャンセルが出ましたら、このブログやFBにてお知らせいたしますので、ご周知頂ければ幸いです。

9月7日(日)のル.クロ.ド.マリアージュにてのイベントは空きがあります。

是非、ご一考くださいませ!!

また8月中のご予約状況ですが14日が時間によってはお取りできなくなっていますが、他の日は充分にお席があります。

盆はいつもの事ですが直前に一気に予約の電話が鳴りはじめますので、ボチボチとお出掛けを考え頂けますように!!


なにわともあれ、7年目のスタートは8年目への第一歩です。

毎年、すこしずつ前に進める様にできればいいですね!!!


ありがとうございます!!!!

2014年08月08日 02時25分48秒 | ちょっと休憩

毎年同じ文言になりますが・・・・・

2008年8月8日は北京オリンピックが開幕した日です。

暑かったことを覚えています。

そむりえ亭が誕生した日です。

「ワインは料理のお供である」という私のこだわりで始めた店。

少々イビツかもしれません。

あれから6年が過ぎ、今日から7年目のスタートです。

前に進んだのか、後退したのか、判りません。

少なくとも満足していないことは間違いありません。

しかし、勤め人時代には無かった充実感はずっと続いています。

今日から4日間は記念メニューだけの謝恩期間です。

既に満席を頂いておりますので(あ、9日のみ2名のキャンセルが出ました。お早目にお電話ください)沢山の方はお断りしてしまっています。

台風の近づく中、不安もありますが割り切って頑張ります。

どうぞ、今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い致します。


一昨日のテレビで・・・・・

2014年08月07日 02時36分45秒 | ちょっと休憩

一昨日、東京での会議を終え夕食に出掛けるまでの間、ホテルの部屋でテレビをぼんやりと観ていました。

ナントいう番組か、何チャンネル化も覚えていませんし、東京だけで見れるのか、大阪でもやっていたのかも判りませんが、「臭気判定士」という文言が耳に飛び込んできて見入ってしまいました。

色々な香り、臭いの悩みを解決するのだそうです。

出ていた方はテロップに(55)とありましたので私と同い年です。

なにしろ「ことごとく」頷いてしまうんです。

「特別な鼻は必要ない」

「普通に嗅げればいい」

また一般の方に目隠しで何某かの香りを嗅がせると脳波の感情の部分が反応します。

「いやな香り」「嫌い」とか「いい香り」「ええやんか」とか・・・・・

ところが彼の場合、一切針が振れません。

つまり香りで感情が左右されないのですね。

香りに対してニュートラルなんでしょう。

また彼は言います。

「世の中に良い香りも悪い香りもない」「その香りがその人にとってどういう意味を持つかなのです」と・・・・

私のワインに対する感覚も同じだな、と言えます。

お客様に「どんなワインが好き?」と聞かれても「好きなワインも嫌いなワインもありません」と答えます。
事実そうなんです。

あ、お客様は好き嫌いがあって当然ですけどね。

仮に「欠点」言える部分があっても使い方次第で美味しく感じますし、「100点」といわれるワインでも使い方で「まずい!!!」とお客様に感じさせてしまうものです。

若いソムリエを目指す人には老婆心な話ですが、心の隅に留めておいて頂ければ「ああ、あの時の話はこういう事か!!」という時があるはずです。なんてね・・・・・・


いつもの事ですが・・・・

2014年08月06日 05時06分35秒 | ちょっと休憩

2日続けての会議でと東京泊。

昨日の会議の後は気のおけない連中とお気軽で楽しい中華を頂いて帰ってきたら、即寝でした。

この何日か睡眠不足でしたから・・・・

しかし、いつもの事ですが早々に目が覚めてしまい今5時です。

もう少し2度寝して今日に備えます。

本日そむりえ亭は19時にオープンしますので宜しくお願いします。