どなたも時を経て「若かりし頃の失敗」とか「な~んも知らんかった頃」を忘れてしまいます。
忘れていなくても記憶は曖昧になりますし、全く違う印象で憶えていたりもします。
どの職業でも分野でも同じですね。
コロナ禍は更にそれを加速させたような気もします。
ワインの世界ですと・・・
初めて呑んで「美味しいやん」と思ったワインでも「あんなもん呑めたもんちゃう」となり
「これからワインを始める」人に対して「通はそんなもん呑まん」と言ってしまいます。
しかし、「何故、昔それを美味しいと思ったか?」は忘れてはいけません。
時代はネットで情報過多になり、むしろ入り口が複雑になっているようにも感じます。
ワインに携わる方々にはくれぐれも「初心忘るべからず」で取り組んで頂きたい、と自戒を込めて願います。
樋口誠