soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「TAKESHIS’」夢か現実か

2005-11-16 19:21:05 | 邦画
「TAKESHIS’」★★☆
ビートたけし&北野武 主演

エンド・クレジットが
流れると、
本音、ほっとした。

ここには物語はない。
観客はたけしの見る
「夢」の世界に身を委ねるしかない。

細かい設定のどこかに
笑いを見つける人も居るだろうし、
デジャヴュを見つける人も居るかもしれない。

ありそうでありえない
夢と現実世界を自由に行き来する。

退屈はしないが、
はっきり言って楽しめない。
ただこの役者であり監督であり
きっと頭の中に表現したい色んなものを
ごそっと持っている人の
精神世界を覗き見する感じがした。

それは映画の中に
観客が作者の意図をどこかで
見つけようとしている部分と重なる。

もう日本人は「ビートたけし」を
知りすぎている。
だから見る映像に驚きはない。
「誰でもピカソ」で見たような人が出てくる、
他の映画で見たようなシーンが出てくる。

それでも映画を見に行く人を持っているのは
幸せなことだ。
そして時間つぶしのつもりで
映画館にでかけ、その映画について
あれこれ考えることができるのもまた
幸せなことなのかもしれない。

次回は極上の映画期待したい。

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★たけしの映画は実際あまり楽しめたことはありません。
「キッズ・リターン」くらいかな。でも気になって見てしまう監督です。
ストーリー重視の人にはススメません。
他にいい映画がたくさん公開されてます!