soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「オールド・ボーイ」復讐3部作・リバイバル

2005-11-26 00:20:07 | 記事リバイバル
★「親切なクムジャさん」公開で過去の「復讐三部作」を再掲載します。

「オールド・ボーイ」★★★★☆
チェ・ミンシク、ユ・ジテ主演
パク・チャヌク 監督、2003年 韓国

チェ・ミンシクの鬼気迫る怪演。
「どうして、オレを15年も監禁したんだ」
訳のわからない状況、そして復讐。


謎解きよりも、明らかになる真実に
主人公がどう反応するかということから
目が離せない。


可憐なカン・ヘジョンと
無機的なユ・ジテが好対照に
わき目もふらず突進する主人公を
引き立てる。

謎解きがあわった後も、この映画は
その解決を求めていただけではないと分かる。

人間を突き動かすのは、
いつも正しいパワーだけではなく、
よじれた心が作る暗闇でもあり、
そして何より、生きたいと願う心なのだ。

設定、キャスト、シナリオ全てがパーフェクト。
こんな映画見たことない。
傑作

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「復讐者に憐れみを」復讐3部作・リバイバル

2005-11-26 00:15:10 | 記事リバイバル
★「親切なクムジャさん」公開で過去の「復讐三部作」を再掲載します。

「復讐者に憐れみを」★★★☆
ソン・ガンホ、シン・ハギュン、ペ・ドゥナ主演

少しだけ狂った歯車が
何もかもを破滅的な方向に
向かわせてしまう。
もう誰にも止められない。

もちろん善人ではないが、
極悪人でもない、
何かのきかっけで
悪い方へ、悪い方へと
雪崩落ちて行く。
救いは無い。

演技派のシン・ハギュンは、
聞こえない,話せない、
安い賃金で
経営者に搾取され、泥まみれで働いている。

「こんなはずじゃなかった」という
声にならない声が聞こえる。
なんとかならないかなと思っても
ただただ見ているだけ。

実になんとも言えない映画だった。
見て時間を損したとか、そんな気には
ならないが、だからといってここから
何を感じ取ればいいのか、見終わっても
そのやり場の無い感情をただ持て余すだけだ。

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韓国はもしかすると怒りの文化が、あるのかもしれない。
何かが起こった時、必ず怒りの方向があり、かなり過敏に反応する。

映画の描写もそうだ。
かなりエグイ描写の映画が結構ある。
劇中の人物の反応も大げさで過敏だ。

今回の「竹島」問題にしても
日本と韓国の温度差を見るにつけ
自分たちはもっと過去の歴史を知って
彼らのことを理解すべきだし、
それでもっと近くに感じることが出来るだろう。

こんなに恋焦がれているのに、
昔の過ちを折りに触れて指摘されて
冷たくされているような感じ。

今回見た映画のようにどこかで歯車が違うと
取り返しの付かない方向に
その意思とは別に流されていくことがある、
でもそれでも強い意志と、もっとお互いを
理解しようという気持ちを持ち続けることで
なんとかもっと近くに感じたい。

竹島でこじれるなら、あげてしまえばいい。
それとも友好の島として両国の旗を掲げるのもいいな。
こんな素朴な考えじゃなんともならないのだろうか。残念だ。

残念でたまらない。