soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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ヤプログから引っ越してきました。

「どろろ」長尺も満腹感ナシ、でもダメダメ映画じゃない

2007-01-29 00:54:17 | 邦画
「どろろ」★★★
妻夫木聡、柴咲コウ主演
塩田明彦監督



見終えて素直に面白かった。

CGで動く魔物たちの完全作り物感や、、
主人公の背負った苦難な感じが
あまりにサラリとしている部分など
気にはなったが、
一番心配していた、
安っぽさはあまり感じなかった。

しかし48の部分を分け与えられ、
抜け殻になった体で生きて行くという
発想が凄いね。

柴咲コウのキンキン声が
煩かったが、狂言回しとでもいうか、
暗くなりそうな画面を
なんとか引っ張っていたのは
彼女のおかげかもしれない。

あと少しどちらかにバランスが崩れたら
とんでもない駄目映画になっていただろう、
ラストに「残りあと24体」っていうことは、
続編もありそうだ。

どうしても恨みや、親子の絆なんかが
入り込んでくるが、
ただのばかばかしいくらい真面目なアクション映画が
見たいなあと思った。

そういうところは、タイ映画の
「マッハ!」あたりのシリーズもので学んで欲しい。

アクションシーンはワイヤーで吊り吊りで、
役者やるのも大変だななんて
傍観者として見ているのだけれど、
どうしてただカッコイイだけの映画が作れないかと
考えてみると、やはりそれを引っ張れるだけの
映画俳優が見当たらないのだと。

結局見終えて時間が長い割りに
満腹感が無いのは、これでもか!というくらいの
怒涛の贅沢なアクションが見られなかったからだ。
続編を作るなら、もっと増量で見たい。

ということで、この作品は
★3つ、まあ見ても損はないけど、得もなし。
見たい人が見る映画、でもヒットしないと次が無いので
やはりそこそこはヒットしてもらいたい。

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主役の2人はガンバッテいたが、画面の存在感は
脇役の方が感じられたりと、まだまだ軽めの感じは拭えない。

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