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映画「シングルマン」今日が私の最後の日です

2010-10-18 00:09:52 | ミニシアター系映画
「シングルマン」★★★☆
コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、ニコラス・ホルト、マシュー・グード出演
トム・フォード監督、101分 、2009年、2010年10月2日公開、2009,アメリカ,ギャガ
(原題:A SINGLE MAN )




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「舞台は1960年代のロサンゼルス。
主人公の大学教授が「今日が最後の日」と決めた
そんな特別で、でも普段と変わらない一日が描かれる。
いつもと違う自分の視点で見ることで
毎日繰り返す同じことが少し違って感じられる、
静かで哀しい映画だ」



60年代を舞台にすることで
途中で挿入されるモノクロシーンも
違和感なく感じられる、

最後の日と決めた一日にも、
当然ながら感情は暗から明に振れる
それを視覚的に表すかのように。

長年連れ添ったゲイのパートナーを失った悲しみは、
簡単に「時が解決する」なんて言えないほど
まだ傷はかさぶたにもならず
時折血が流れ出しているようだ、
だからこの日を選んだ主人公は
古くからの女友達と食事をし、
そのおしまいの日を理性的に演出する。



感情を出来るだけ抑制し、
時にストーリーと全く関係の無い
抜けるように青い空のカットや
何気ない駐車場にまばらに散らばる車など、
そこに何か意味がありそうで
ついつい深読みしたくなる。

何も関係ないものに
儚い願いを込めたり、
そんなものを言葉にするのは容易いが、
映像で表現するのは難しい

この映画の中ではそんな
言葉で語る状のものを映像から
受け取った気がした、
ちょっと変わった映画だけれど、面白かった。

★100点満点で70点


soramove
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ジュリアン・ムーアは冴えに冴えて完璧な哀しみを演じ切った。

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