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映画「モンスターズクラブ」今時の“革命”は、なにしろ難しいのだ

2012-05-16 18:31:11 | 邦画
「モンスターズクラブ」★★★瑛太、窪塚洋介、KenKen、
草刈麻有、ピュ~ぴる、
松田美由紀、國村隼出演

豊田利晃監督、
72分、2012年4月21日公開
2011,日本,ファントム・フィルム
(原題/原作:宇宙兄弟 )






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「主人公は社会から背を向け
雪山の小さな小屋でひっそり暮らしていた、
彼はそこから企業やテレビ局に
爆弾を送りつけていた、
何故彼はそんなことをするのか、
舞台劇のような感じ、
一人でいる時間が長いから
独白(ナレーション)が多いが
何か新しい感じのものを作ろうという
気概は感じたがカラ回りを感じる部分も」



主人公の垣内良一(瑛太)は雪山の小さな小屋で
生きる上での最低限の暮らしをしている、
食べ、読み、爆弾を作る、
時には猟銃で狩りをし、肉を解体し
僅かな火力でステーキも食う、
非常にシンプルだけれど
どんなに注意を払って自給自足を目指そうと
それが無理なことは分かる。


何かをする時
自分の力だけでは賄えないものが
あり過ぎることに気付かされる
というか、そんなもので今の暮らしはできている。



彼が時折見る亡霊は
既に死んでしまった弟のケンタ(Ken☆Ken)であり、
兄のユキ(窪塚洋介)で
彼らとの会話とナレーション、
あとは主人公がもくもくと行う作業を見守るだけ、
この話がどこへ向かっていくのか
そんなことを考えるのは途中から止めた
きっと強く伝えたい「何か」をもって
作り始めたのだろうが
どうやら監督自身もそれをどう表現したらいいか
決めかねているような
どうにも中途半端な出来となってしまっていた。



今時「革命」だとか
それを個人が地道に爆弾で何かを変えようだとか
そんなことでは何も変わらない程
社会は巨大化し
些細なことでは人々は「もの」を考えたりしなくなった

だから彼のやっていることは
自己満足にしか過ぎないけれど
心のどこかに「そうせ変わらない」という
そんなふうに考える部分があって、
それが分かっているからこそ
この主人公の行動が
方向は間違っているにせよ
どこか心を刺激する。



映画自体はどちらかというと
退屈な出来となっている、
上映時間も72分と短く中途半端だ、
あと少し何か強烈な意志を見せてくれれば
今の時代を貫く
気概に満ちた作品となったかもしれないが
そこには届かなかったようだ。



★100点満点で70点


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