「少年は残酷な弓を射る 」★★★★
ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、
エズラ・ミラー出演
リン・ラムジー監督、
112分、2012年6月30日公開
2011,イギリス,クロックワークス
(原題/原作:We Need to Talk About Kevin )
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「予告は謎めいていて
どんな映画なのかよく分からなかった、
憎しみさえ感じる母親への悪意
それが意味するものは何か?
そして残酷な弓って何なのか
変わった映画を見に行った」
何故少年は執拗に母親に悪意を向けるのか?
特に子供時代の少年の表情は怖かった、
母に向ける憎悪の視線から
父親の声に明るく答える無邪気な表情、
子供ってこいういう二面性を見せることがある
けれどそれは次第に社会性を身につけることで
人間は心の奥にそういった暗い面を
押し隠しているのかもしれない。
自由にに生きてきた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は
息子のケヴィン(エズラ・ミラー)の起こした
ある事件によって別人のような生活を送っている、
現在を描きつつ
次第に過去の事件が明らかになっていく、
何があったんだろう?
全然別人のようなエヴァの
その変わりように驚くが
少年が何をしたのか
興味は俄然高まる。
世界を旅する作家であったエヴァ
モダンな屋敷に趣味のいい絵画や
外国を旅したことが分かる丁度品の数々
理知的な彼女には何故、
息子が不可解な行動をとるのか
頭で理解しようとするが出来ない、
そんな時、バーン!
爆発が起こるのだ。
ケヴィンの高校で事件が起こったと知らせが入る、
駆け付けるエヴァの前で
体育館の扉が開くと
不敵な笑みを浮かべた息子が現れる
高校生の銃乱射による殺人が
ひと頃話題になったが
それを連想させつつ
結局その明確な理由なんて分からないのだ
分からないけれど
このなんとも割り切れない気持ちを抱えた
人間っていう厄介な生き物が
切ない気持にもなった。
これは母と息子の愛の映画だった、
でもこんな複雑な異形だと
分かりにくい事この上ない
ラストの面会のシーンの二人の視線は
お互いを思いやり
すがるようでもあり
慈愛に満ちたとも言えるような
まさに愛情を感じる瞬間があった、
本当はもっと単純なのに
複雑にこんがらがるのも
この割り切れない人間っていうものなのか。
★100点満点で75点★
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リン・ラムジー監督作品
少年は残酷な弓を射る(2011)
モーヴァン(2002)
ボクと空と麦畑(1999)
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ティルダ・スウィントン、ジョン・C・ライリー、
エズラ・ミラー出演
リン・ラムジー監督、
112分、2012年6月30日公開
2011,イギリス,クロックワークス
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憎しみさえ感じる母親への悪意
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母に向ける憎悪の視線から
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子供ってこいういう二面性を見せることがある
けれどそれは次第に社会性を身につけることで
人間は心の奥にそういった暗い面を
押し隠しているのかもしれない。
自由にに生きてきた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は
息子のケヴィン(エズラ・ミラー)の起こした
ある事件によって別人のような生活を送っている、
現在を描きつつ
次第に過去の事件が明らかになっていく、
何があったんだろう?
全然別人のようなエヴァの
その変わりように驚くが
少年が何をしたのか
興味は俄然高まる。
世界を旅する作家であったエヴァ
モダンな屋敷に趣味のいい絵画や
外国を旅したことが分かる丁度品の数々
理知的な彼女には何故、
息子が不可解な行動をとるのか
頭で理解しようとするが出来ない、
そんな時、バーン!
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ケヴィンの高校で事件が起こったと知らせが入る、
駆け付けるエヴァの前で
体育館の扉が開くと
不敵な笑みを浮かべた息子が現れる
高校生の銃乱射による殺人が
ひと頃話題になったが
それを連想させつつ
結局その明確な理由なんて分からないのだ
分からないけれど
このなんとも割り切れない気持ちを抱えた
人間っていう厄介な生き物が
切ない気持にもなった。
これは母と息子の愛の映画だった、
でもこんな複雑な異形だと
分かりにくい事この上ない
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お互いを思いやり
すがるようでもあり
慈愛に満ちたとも言えるような
まさに愛情を感じる瞬間があった、
本当はもっと単純なのに
複雑にこんがらがるのも
この割り切れない人間っていうものなのか。
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