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読書と旅行と柴犬のブログ
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「LIFE!」一歩踏み出す勇気、そして映画的な創造世界

2014-04-07 23:09:40 | ミニシアター系映画
「LIFE!」★★★★☆
ベン・スティラー、クリステン・ウィグ、
ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン出演

ベン・スティラー監督、
115分 2014年3月19日公開
2013,アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY)



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「雑誌『LIFE』の写真管理部で働く主人公が、
雑誌の最終号の表紙の写真がないことに気づき、
カメラマンを探す波乱万丈の旅に出る。
予告編を見た時から楽しみにしていた作品、
内容も予想を裏切らず、
とても勇気をもらえる作品となっている」



先日電車で帰省した、
普段は気がつかないが
これほど多くの桜の木があり
春を告げるとばかりに咲き誇っていた、
毎年見ているものなのに
その時々で見るこちら側の受け止め方は
同じで花ことに気がつく。

さて、映画ですが
決まりきった日常から飛び出してみたい!
誰だって思う瞬間はある、

地下鉄の中吊り広告は
ここではない別の場所へと誘っている、
できるのは、短い旅行へ行くくらい
そして戻ったらまた同じ毎日を繰り返す。

主人公は預金の残高を常に計算し、
判で押したような生活を送っているが、
空想好きでもあり、
ふと日常を逃避し
ありえない状況の自分を夢想する、
その夢想する彼の行動が
超現実離れしていて
こういうところは映像の出番だ。



日常空間から一気に空想の世界へ。
地上に縛りつけられた体は
一気に現実から飛び出していく。



雑誌「LIFE」が休刊し
ネット媒体となることで
大きなリストラが行われることになる、
時代の変化に生身の人間が追いつけず
「便利」や「効率」は
確かに良い言葉だけれど
そのことで切り捨てられる大切なものもある、
良いものは残っていくというけれど、
残す努力も必要不可欠なのだろう。



主人公は最後の雑誌のネガを
カメラマンから受取るべく
今まででは考えられなかった
冒険に出るが、
最後は探していたものは
自分の手の中にあったのだと
知る事になる。
何かを示唆しているようにも感じる。

ラストは高名なカマラマンからの
雑誌作りを支えた平凡な一社員への
最大限の賛辞が贈られる
胸がジーンと熱くなるシーンだ。



「今までネガを無くした事は一度もない」
仕事なんだから当然の事だけれど、
当然のことを毎日毎日、長く続けていくことが
本当はとても大変で大切なこと、
自分の仕事の姿勢を問われているようだ。



★100点満点で90点

公式サイト→http://www.foxmovies.jp/life/

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