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映画「エリジウム」B級テイストをアカデミー俳優が格上げ

2013-10-03 06:53:35 | 大作映画ハリウッド系
映画「エリジウム」★★★☆マット・デイモン、ジョディ・フォスター、
シャールト・コプリー出演

ニール・ブロムカンプ監督、
109分、2013年9月20日より全国公開
2013,アメリカ,ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(原題/原作:エリジウム )




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全米では初登場首位
6週ベストテンに食い込んだが
成績は1億ドルに届いていない。

日本では初登場4位、
最終的には10億円に届くかどうか。



「未来の2154年、人類は格差社会が進み、
スペースコロニー“エリジウム”に住む富裕層と、
荒廃した地球に住む貧困層とに
二極分化されていた。
地球から空を見上げると
手が届きそうな“エリジウム”がぽっかり浮かんでる、
こんな未来もありそうで怖いと感じた。」



「第9地区」では無名の俳優を使って
斬新な未来世界を見せた
ニール・ブロムカンプ監督の長編の2作目、
前回アカデミー賞にノミネートされたからか、
今回はマット・デイモン、ジョディ・フォスターという
大スターを主役に迎えて
そこはやはり明るい未来じゃなく
なんとも切ない未来世界を見せてくれた。


運命だとか未来だとか
自分の力で変える事が出来ると
手を変え品を変えて見せることが多いが
この映画では厳然として「格差」はあり、
貧困層はそれを憧れるように
見上げるしかないという未来が描かれ

それなら地球に住む人々を「善」とし
エリジウムで繁栄を享受する人々を「悪」とする
そんな構図でその逆転を見せれば
分かり易いし、こちらも映画世界に入りやすい。


でも、そんな単純なものじゃないと分かると
これが悩ましいというか、
確かに簡単には割り切れないのだと、
なんだか現実が見え隠れする。



ただしこの映画では
エリジウムの住人の考え方の
描かれ方が希薄で
人間的な部分が感じられなくて
かれらはまるでロボットの様、
このあたりがもう一つだったな。



だからマックス(デイモン)が
エリジウムへの侵入に成功して
地球に住む人々もエリジウムの市民として
データを書き換えるまでの戦いも
なんか現実感から浮遊して
リアルを感じることが出来なかった。


もちろん遠い未来の絵空事なんだから
その未来にリアルを求めても仕方ないけど
どこかに「今」が投影されてないと
映画がただの作りものにしか感じられない、

自分達はそんな薄氷の上を歩きながら
映画を楽しみつつ
良いとか悪いとか
面白いとか面白くないとか
まあ、勝手に言ってるわけだけど。

巨大な予算がついた映画だから
そんなどっしりした映画らしい部分もあり
単純に楽しむことはできる

でもマット・デイモン、ジョディ・フォスターで
これじゃあ、もうひとつ物足りないのだ。

★100点満点で75点


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