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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「RED/レッド 」ブルース・ウィリスも隠居生活

2011-02-04 00:09:24 | 大作映画ハリウッド系
「RED/レッド 」★★★☆
ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、
ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレン出演
ロベルト・シュヴェンケ監督、119分、2011年1月29日公開、
2010,アメリカ,ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
(原作:原題:RED)





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「予告編でB級のノリで押しまくる感じが
本篇でもその通りの快進撃、
引退した元CIAのトップエージェントが
何かの原因でCIAに狙われ、
真相を究明しつつ元の仲間と手を組み
ついには派手な逆襲に乗り出す、
ブルース・ウィリスもとうとう隠居生活か・・・」



クリスマス前夜シャツ一枚で
テロ組織と闘っていた勇者も
今は年金担当の女性との電話デートを
楽しみにしてるという
なんとも情けない現状。

でも自宅で組織的な襲撃を受けてからは
かつての勘を取り戻し
引退した仲間と共に
新たな敵に立ち向かうという
およそリアリティのない内容だけど
そんなこと関係ないとジェットコースターさながら
勢いで突っ走る気持ち良い作品。



なんといっても
女王も演じた気品あるヘレン・ミレンが
白のドレス姿で機関銃をぶっ放すシーンは最高!

弾の勢いに目とかつぶりそうだけど
気品を保ちつつ
派手に撃ち続ける姿を見れただけでも収穫、
でもなかなか相手に当たらないものだ。


でもこの映画はディズニー印だから
きっと人の死ぬシーンってのは
極力避けてるのかな等々
余分なことを考えつつ
しっかりと収まるところに収まって
終わってみれば細部はすっかり忘れてしまうような
まさに正統派アクション映画。



寒い冬の日、
心の内面を深くえぐるような
文芸作品も良いけど
こんな痛快なアクション映画は最適、
まあ、でも劇場で無くても
レンタルで見ても遜色なし。

★100点満点で65点

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クィーン (2006)エリザベス女王を演じたヘレン・ミレンは、アカデミー賞をはじめその年の主演女優賞をほぼ総ナメにした。←過去記事にジャンプ!

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映画「グリーン・ホーネット 」3D飛び出したのはエンドロールだけ

2011-02-02 07:50:10 | 大作映画ハリウッド系
「グリーン・ホーネット 」★★★☆
セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ出演
ミシェル・ゴンドリー監督、119分、2011年1月22日公開、
アメリカ,SPE
(原作:原題:THE GREEN HORNET)






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3Dのあの思いメガネなんとかならないんだろうか。


「かつてブルース・リーがTVドラマとしての
この作品の元ネタに出演していた、
そのくらいの情報しかなく劇場へ、
コメディ色が強くて
こんなのブルース・リーはやらないだろうな、
映画の間中ずっとそんなことばかり考えていた」



全身グリーンのスーツとマスクで正体を隠し、
毎夜のように犯罪者と戦うヒーロー
”グリーン・ホーネット”。
その正体はバカ息子ブリット(セス・ローゲン)と
メカニックでありながら美味しいコーヒーも作れる
カトー(ジェイ・チョウ)の二人組。

偉大な父親の跡を継ぐ重圧から逃れるように
ノリで作り出したダークヒーロー、
相棒のカトーと共に
ギャングのベンジャミン・コドンフスキーを
追い詰めていくが
ヒーローとして活躍する殆どの場面が
上海出身の(たぶん)チャイニーズのカトー。



おふざけ部分が多すぎて
シリアスな部分とのバランスが悪かった、

TVドラマだったらこの感じで
10話、20話と続けば
2人のコンビに親密感も覚えて
もっと話に入り込めるだろうが
映画という短い時間の勝負では
2人のコンビのチグハグな部分しか
印象に残らなかった。

でもこのアンバランスを狙っていたのか、
そんな深読みをしつつ
なんとも不思議な出来上がりの映画を楽しんだ、

アクションも結構良く出来てたが
新聞社をメタメタに壊すシーンや
ここまでやるのか!という
無意味な破壊なんかが
どうにも違和感があって
「どこかで間違ったんじゃないか」そんな
何だろう、何だろうと思いながら
ほとんど飛び出さない画像を見つめた。



名古屋駅前のミッドランドシネマは
3D料金がプラス700円!高すぎ

前売り券を買っても2.000円、
これだけの価値は残念ながら感じなかった。


★100点満点で70点

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主演のセス・ローゲンはぽっちゃり体系でアクションのキレは・・・。



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書籍「苦役列車」私は私の事しか書けないのです

2011-02-01 00:09:02 | 読書の時間
「苦役列車」★★★
西村 賢太著 ,
新潮社、2011/1/26
( 150ページ , 1,260 円)


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第144回芥川賞受賞作品の表題作と、
短編「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収める。


「性犯罪者の父親を持ち
中卒で以降、定職に就くこともなく
日雇い仕事で日銭を稼ぎ、
2,3日暮らし、金が無くなるとまた
日雇い仕事を繰り返す毎日、
誰かと繋がりたいと願いながら
それさえ自分から壊していくような日々」



衝撃的だとか
圧倒的だとか、
魂を揺さぶられる
とまで書評で書かれている本作。

それ程でもないなというのが素直な感想、
風貌からか中上 健次 の「十九歳の地図」の
主人公の小汚い部屋を想い浮かべた、
殺伐とした生活、
秩序とかとは程遠い、
どちらも自らそのようにしてはいるが
今の時代、過去を振り返って
20年ほど前にこんなだったと言われても
それと「無頼」なんてものとは
そう簡単に結びつかない。

ただの言い訳がましい
情けない男のひとりごとだ。

でも作者は「これしか書けない」といい
「これを読んで少しでも元気になってくれたら・・」という
インタビューを読むと、
それでも人間は自分自身でしかありえないんだなと
強く思った。



何かになりたいなんて
強く願わなくても
それでも自分自身をやっていくしかなく
つらつらと振り返り
時に暖かい未来を夢想し
それでも侘しい現実と向きあうしかない。

励まされもしないし
ここに魂を揺さぶられるような
「文学」的な何かは見つけられなかったが

でも、それでも書かずにはいられないという
作者の「熱」は充分に感じた、

自分達読者は巧みな文章や
あり得ないものよりも
熱い心意気のようなものに
やはり惹かれるのだろうな。


作品としては汚らしいので好きじゃないが
最後まで読ませる「力」は感じた。

次作は書店で冒頭を立ち読みしてから
買うか考える。


★100点満点で65点


soramove
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「二度はゆけぬ町の地図」「ひと粒の宇宙 」「人もいない春 」他すでに10冊ほど刊行されている、
知らなかった。

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