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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

映画「幸せの教室」豪華な共演に内容はもうひとつ

2012-05-21 19:09:39 | ミニシアター系映画
「幸せの教室」★★★☆
トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、
ブライアン・クラストン、セドリック・ジ・エンターテイナー出演

トム・ハンクス監督、
98分、2012年5月11日公開
2011,アメリカ,ディズニー
(原題/原作:Larry Crowne )






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「ハリウッドの大スターの共演、
予告では人生への希望を失った2人の
出会いがもたらすものは・・・という、
なんか良さげな感じだったが、
トム・ハンクス監督、脚本という
映画もそんな優等生の枠を出ない出来、
もう少し何かあるだろうと期待したから
これで終わり?って感じだった」



充実した仕事をしていたはずの
ラリー・クラウン(トム・ハンクス)は
リストラにより解雇され、
再就職も難しい状況で
学歴が必要だと大学へ通うことした、
なんか試験もなく教室に行く姿に
日本とはシステムが違うのかなぁと思いながら、
最初のスピーチのクラスで
教師のメルセデス(ジュリア・ロバーツ)と出会う。


彼女自身も家庭は崩壊寸前、
仕事にもやりがいを見つけ出せずにいるのだか
ラリーが引っ張り始めたクラスは
いつになく活気溢れ
次第に彼女の姿勢も変えていく



見てるこっちは、彼女のクラスで
変わっていく主人公ラリーを見るはずが
逆に教師が変わっていくのを見せられて
邦題に違和感を覚えるが
まあ「幸せな教室」ってことか。



トム・ハンクスは次のイーストウッド監督を
狙っているのか
今回は監督と脚本をこなしているようだが
脚本に関しては物足りない、
せっかくの面白そうな素材が
ほとんど料理されずに

最後に「チン」と簡単に出来上がり!って、
それではやはり感動までは引き出せない。


自分が演じるラリーの魅力は分かった、
どんな時も前向きで誠実で
そのことが次第に周囲も変えていくのだけど
どんなふうに変わったのかとか
中には反発する人物を置くだとか
少しは波風がないと
上品に優等生的に作れたおとぎ話のようで
勿体ないなぁ、なんとも。



教師のメルセデスが
ラリーに好意を持つようになるのも
説得力はいまひとつ、
98分と短い作品なのであと20分くらい使って
周囲とラリーとの関わりを掘り下げて欲しかった、
つまらなくはないけど
驚きもないし
期待していた分だけ、
やはり物足りなかった。


ただひとつ言えるのは
「人生はやり直せる」なんて大袈裟なことじゃなく
少し違う毎日は
自分の心がけ次第で
必ずやってくるということ。



★100点満点で70点


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トム・ハンクス出演作品

血ぬられた花嫁 He Knows You're Alone (1980)
トム・ハンクスの大迷宮 Rona Jaffe's Mazes and Monsters (1982)
スプラッシュ Splash (1984)
独身SaYoNaRa! バチェラー・パーティー Bachelor Party (1984)
マネー・ピット Money Pit (1986)
ドラグネット/正義一直線 DRAGNET (1987)
ビッグ Big (1988)
パンチライン Punchline (1988)
メイフィールドの怪人たち The Burbs (1989)
ターナー&フーチ/すてきな相棒 TURNER & HOOCH (1989)
虚栄のかがり火 The Bonfire of the Vanities 1990)
ジョー、満月の島へ行く Joe Versus the Volcano (1990)
ハリウッド・ナイトメア Tales from the Crypt <TVM> (1992) - 監督・出演
プリティ・リーグ A League of Their Own (1992)
めぐり逢えたら SLEEPLESS IN SEATTLE (1993)
フィラデルフィア Philadelphia (1993)
フォレスト・ガンプ/一期一会 FORREST GUMP (1994)
アポロ13 Apollo 13 (1995)
セルロイド・クローゼット The Celluloid Closet (1995)
すべてをあなたに That Thing you Do! (1996) - 監督・脚本・出演
ユー・ガット・メール YOU'VE GOT MAIL (1998)
プライベート・ライアン Saving Private Ryan (1998)
グリーンマイル THE GREEN MILE (1999)
キャスト・アウェイ Cast Away (2000) - 製作・出演
ロード・トゥ・パーディション ROAD TO PERDITION (2002)
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン Catch me if you can (2002)
レディ・キラーズ Lady killers (2004)
ターミナル The Terminal (2004)
ポーラー・エクスプレス THE POLAR EXPRESS (2004) - 出演(MC)・製作総指揮
ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code (2006年) - ロバート・ラングドン役
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー Charlie Wilson's War (2008) - 製作・主演
ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生 The Great Buck Howard (2008) - 製作・出演
天使と悪魔 Angels & Demons (2009) - ロバート・ラングドン役
マイ・ビッグ・ファット・ドリーム My Life in Ruins (2009)
幸せの教室 Larry Crowne (2011) - 監督・製作・脚本・主演
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い Extremely Loud & Incredibly Close (2011)
ロスト・シンボル The Lost Symbol (2012) - ロバート・ラングドン役

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映画「アウェイク」痛い!怖い!まさに衝撃!

2012-05-20 10:33:46 | ミニシアター系映画
「アウェイク」★★★☆WOWOW鑑賞
ヘイデン・クリステンセン、ジェシカ・アルバ、
レナ・オリン、テレンス・ハワード、
クリストファー・マクドナルド出演

ジョビー・ハロルド監督、
85分、2011年5月21日公開
2007,アメリカ,ショウゲート
(原題/原作:AWAKE )






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「心臓移植の最中に、
全身麻酔が効かず意識が覚醒したまま
手術が進行していく、
そんな短いwowowの解説を見て
録画していたのものを見た、
医療現場では実際に稀に起こると言う
“術中覚醒”を題材に、
主人公は覚醒とさらにそれ以上の
衝撃を経験する、痛いし、怖かった!」



全身麻酔でうとうとした主人公は
いつまでも医者達の会話が聞こえていることに
次第に不安になる
体は全く動かないが
意識だけははっきりしている、

そしてひんやりとした薬品が胸のあたりをなぞり
メスが入れられる
激痛が走るが、誰にも伝えられない、
見てるこっちも想像もできない痛みで
痛い、痛いと思いながら見ていた。



別のことを考えろ!と
痛みから意識を逸らそうとするけど
実際のところこんな状態なら
失神してしまうんじゃないのかな、
彼の意識の中で
彼は幽体離脱のように自分の体を離れ
客観的に見つめ直すかのように
手術室から抜け出したりもする。



これがメインでこの後とうなる?と思っていたら
さらに驚くべき陰謀が進行していて
絶体絶命か!
これには驚かされたが

明らかになってみれば
安易な発想とも受け取れる、
設定が設定だけにその分では
この映画は見た人を驚かすという部分では
充分に成功している。



母親との微妙な関係、
亡き父に追いつけないという劣等感や
急遽結婚するフィアンセとの馴れ初めなど
85分という短い時間に押し込めたので
慌ただしい感じだし
未整理なことが多すぎるが

これも全部、手術中に見せていかないといけないので
仕方ないということか。


ご都合主義も登場して
映画に入り込めたかと思うと
引き戻されるような
緊迫感の持続が
途中でブチブチ途切れてしまうのが惜しいが

まだ見てない人には
「そんなに期待しないで見ると、ワリと面白いよ」と
勧めてもいいくらいの出来。



健康である事に感謝!


★100点満点で75点


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ヘイデン・クリステンセン出演作品

テイカーズ (2010) 出演 A.J.
リセット (2010) 出演 ルーク
ニューヨーク、アイラブユー (2008) 出演 ベン
ジャンパー (2008) 出演 デヴィッド・ライス
アウェイク (2007) 出演 クレイトン・ベレスフォード・Jr
ファクトリー・ガール (2006) 出演 ロック・スター
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005) 出演 アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー
ニュースの天才 (2003) 出演 スティーブン・グラス
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 (2002) 出演 アナキン・スカイウォーカー
海辺の家 (2001) 出演  
マウンテン・ウォーズ ホライズン高校物語 (2000)<TV> 出演 スコット・バリンジャー
エアスピード (1999)<TVM> 出演  
ヴァージン・スーサイズ (1999) 出演  


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映画「ル・アーヴルの靴みがき」小さな奇蹟はどこにだってある

2012-05-19 21:55:00 | ミニシアター系映画
「ル・アーヴルの靴みがき」★★★☆
アンドレ・ウィルム、カティ・オウティネン、
ジャン=ピエール・ダルッサン、ブロンダン・ミゲル出演

アキ・カウリスマキ監督、
93分、2012年4月28日公開
2011,フィンランド、フランス、ドイツ,ユーロスペース
(原題/原作:Le Havre )






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「かつて敗者三部作なんて連作もあった、
基本的にはテイストは全部似ている、
セリフは棒読みのように単調で
感情がこもらない、
物語がどんなふうに展開しようとも
大袈裟な感情を爆発させることもない、
今回は日常にひそむちょっとした奇蹟を
淡々と描いている」



チラシの写真が良い、
それだけで映画が見たくなった。



舞台は北フランスの港町、ル・アーヴル。
靴磨きで生計を立てるマルセル・マルクスは、
献身的な妻アルレッティに愛犬ライカと
質素だが幸せに暮らしている、
経済的に豊かではないが
他に必要なものは無い
それが幸せというものだろうと
見ながら感じた。



ある日、港にアフリカからの
不法移民が乗ったコンテナが漂着し、
マルセルは、警察の検挙から逃れた少年と
偶然に出会いかくまうことにした、
イギリスにいる親せきまで
少年を行かせるには相当のお金がかかるが
彼はそれを何事もなかったかのように
自分のなけなしのお金まで使うのだった。



そんなとき妻が体調を崩して入院する、
どちらかと言えば
不幸に近いような事ばかり起こるが
誰かが言ってたっけ
不幸も幸福も同じ量だけあるって、
でもそんな単純には信じられそうもない
「善意」と言う言葉を思い出す、
何もかも一歩踏み出さないと
変化は起こらない、
損得を考えるとかそんな事じゃなく。



おとぎ話のようなストーリー、
子供だってウソ臭いと思うだろう、

でも彼らの生活に
ささやかな「奇蹟」が起こります様に!
そんなふうに心底思うのも真実だ、
どこかの国の小さな灯りの下で
小さな奇蹟は起こっているのだ。



★100点満点で75点


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アキ・カウリスマキ監督作品

罪と罰 Rikos ja rangaistus (1983)
カラマリ・ユニオン Calamari Union (1985)
ロッキーVI Rocky VI (1986)
ロッキーシリーズとは無関係
パラダイスの夕暮れ Varjoja paratiisissa (1986)
ハムレット・ゴーズ・ビジネス Hamlet liikemaailmassa (1987)
真夜中の虹 Ariel (1988)
レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ Leningrad Cowboys Go America (1989)
マッチ工場の少女 Tulitikkutehtaan tyttö (1990)
コントラクト・キラー I Hired a Contract Killer (1990)
ラヴィ・ド・ボエーム Boheemielämää (1992)
愛しのタチアナ Pidä huivista kiinni, Tatjana (1994)
レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う Leningrad Cowboys Meet Moses (1994)
トータル・バラライカ・ショー Total Balalaika Show (1994)
浮き雲 Kauas pilvet karkaavat (1996)
白い花びら Juha (1999)
過去のない男 Mies vailla menneisyyttä (2002)
10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス Ten Minutes Older: The Trumpet (2002)
街のあかり Laitakaupungin valot (2006)
ル・アーヴルの靴みがき Le Havre (2011)

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映画「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」見た目じゃ分からない良質さを感じたい

2012-05-17 19:09:18 | ミニシアター系映画
「ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン」★★★☆クリステン・ウィグ、マーヤ・ルドルフ、ローズ・バーン、
ウェンディ・マクレンドン=コービー、エミリー・ケンパー、
メリッサ・マッカーシー、クリス・オダウド出演

ポール・フェイグ監督、
125分、2012年4月28日公開
2011,アメリカ,東京テアトル
(原題/原作:Bridesmaids )






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「ブライズメイズ(花嫁介添人)は日本では馴染みが無い、
ただの付き添いとは違い
ウエディングプランナーのようなことまで
花嫁に代わって準備をするようだ、
一番の親友に頼むということで
親友と言う微妙な関係を巡って
ドタバタコメディー進行中にも
主人公は自分を見つめ直したりもする」



親友の結婚により
花嫁介添人を頼まれた主人公は
その中でもメインのメイド・オブ・オーナーを引き受け
他の4人の花嫁介添人をまとめながら
結婚式前の数々のイベントを企画するが
そのたびに色んな問題勃発!
果たして全部をうまくこなすことが出来るか
文化の違いはあるにせよ
人と関わるって面倒だけど
なんだか幸せなことだと気付かされるのだ。



アメリカのコテコテコメディーらしく
表現は直球でお下劣、
下痢ネタや肉体的特徴を笑うなど
ちょっと引いてしまう部分もあり
気楽に笑えるっていうラインを
時々超えていてヒヤリとする部分もあったが、

くっだらない出来事で笑って笑って
最後にちょっと考えさせられるそんな出来上がりだった。


ほとんど馴染みのなり俳優が出ているので
予告編もCMもドタバタ部分のみ
クローズアップされていて
単なるお笑い映画みたいに感じていたが
これは見て見ないと
さすがアカデミーの脚本賞ノミネートされただけあって
そんな出来の良い部分を
伝えきれてないのが残念

お客もあまり入って無かったな。
こういう作品って売り方が難しいようだ。


主人公は一度、店を開いたが
閉店に追い込まれ
現在は仕事も恋愛も絶不調、
花婿の上司の妻ヘレン(ローズ・バーン)も
花嫁介添人のひとりだが
何かと対照的で最後には結婚祝いのプレゼントで
彼女がパリ旅行を用意して
自分の手作りのプレゼントと
大きく差がついたところで
これまでの不満を爆発させる。


気持ちは分かるし
それはそれで良いのだけれど
後で必ず後悔するに決まっていて
でもいつも相手の事を考えてばかりいられない
自分のことでいっぱいいっぱいで
色んなこと分かっているけど
大人って色々複雑なんだ、
心が痛くなる
そんな気持ちは誰にでもあるけど
務めて隠してる痛い痛い部分だからね。



なんとか結婚式は無事に終わって
メデタシメデタシなんだけど
お下劣なコメディだけじゃないのを
なんとか伝えたい気分でいっぱいだ。

★100点満点で75点


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クリステン・ウィグ出演作品
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン (2011) 脚本/出演 アニー
デート&ナイト (2010)<未> 出演  
ほぼ冒険野郎 マクグルーバー (2010)<未> 出演  
幸せの行方... (2010) 出演  
宇宙人ポール (2010) 出演 ルース
怪盗グルーの月泥棒 3D (2010)  声の出演 ミス・ハッティー
ヒックとドラゴン (2010)  声の出演 ラフ
アドベンチャーランドへようこそ (2009)<未> 出演 ポーレット
シンディにおまかせ (2009)<未> 出演 スージー
ローラーガールズ・ダイアリー (2009) 出演 マギー・メイヘム
オー!マイ・ゴースト (2008)<未> 出演  
俺たちダンクシューター (2008) 出演  
30 ROCK/サーティー・ロック (シーズン2) (2007~2008)<TV> ゲスト出演  
最凶家族計画 (2007)<未> 出演 ジャニーン
ウォーク・ハード ロックへの階段 (2007)<未> 出演  
幸せのセラピー (2007) 出演  
無ケーカクの命中男/ノックトアップ (2007) 出演  
エアポート・アドベンチャー クリスマス大作戦 (2006)<未> 出演


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映画「モンスターズクラブ」今時の“革命”は、なにしろ難しいのだ

2012-05-16 18:31:11 | 邦画
「モンスターズクラブ」★★★瑛太、窪塚洋介、KenKen、
草刈麻有、ピュ~ぴる、
松田美由紀、國村隼出演

豊田利晃監督、
72分、2012年4月21日公開
2011,日本,ファントム・フィルム
(原題/原作:宇宙兄弟 )






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「主人公は社会から背を向け
雪山の小さな小屋でひっそり暮らしていた、
彼はそこから企業やテレビ局に
爆弾を送りつけていた、
何故彼はそんなことをするのか、
舞台劇のような感じ、
一人でいる時間が長いから
独白(ナレーション)が多いが
何か新しい感じのものを作ろうという
気概は感じたがカラ回りを感じる部分も」



主人公の垣内良一(瑛太)は雪山の小さな小屋で
生きる上での最低限の暮らしをしている、
食べ、読み、爆弾を作る、
時には猟銃で狩りをし、肉を解体し
僅かな火力でステーキも食う、
非常にシンプルだけれど
どんなに注意を払って自給自足を目指そうと
それが無理なことは分かる。


何かをする時
自分の力だけでは賄えないものが
あり過ぎることに気付かされる
というか、そんなもので今の暮らしはできている。



彼が時折見る亡霊は
既に死んでしまった弟のケンタ(Ken☆Ken)であり、
兄のユキ(窪塚洋介)で
彼らとの会話とナレーション、
あとは主人公がもくもくと行う作業を見守るだけ、
この話がどこへ向かっていくのか
そんなことを考えるのは途中から止めた
きっと強く伝えたい「何か」をもって
作り始めたのだろうが
どうやら監督自身もそれをどう表現したらいいか
決めかねているような
どうにも中途半端な出来となってしまっていた。



今時「革命」だとか
それを個人が地道に爆弾で何かを変えようだとか
そんなことでは何も変わらない程
社会は巨大化し
些細なことでは人々は「もの」を考えたりしなくなった

だから彼のやっていることは
自己満足にしか過ぎないけれど
心のどこかに「そうせ変わらない」という
そんなふうに考える部分があって、
それが分かっているからこそ
この主人公の行動が
方向は間違っているにせよ
どこか心を刺激する。



映画自体はどちらかというと
退屈な出来となっている、
上映時間も72分と短く中途半端だ、
あと少し何か強烈な意志を見せてくれれば
今の時代を貫く
気概に満ちた作品となったかもしれないが
そこには届かなかったようだ。



★100点満点で70点


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最新映画ランキング(5/14)


「テルマエ・ロマエ」がV3達成!
最終的には50億円近くまで行きそうな勢い。
今年前半の代表作となったようだ。(まだ手見ない)

②(初)貞子3D
③(②)宇宙兄弟
④(③)名探偵コナン 11人目のストライカー
⑤(初)幸せの教室
⑥(④)仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
⑦(⑤)僕等がいた 後篇
⑧(⑦)わが母の記
⑨(⑥)映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス
⑩(⑧)劇場版 SPEC 天

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