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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

書籍「死んでいない者/滝口 悠生 著」いかにも芥川賞っぽい

2016-02-17 01:09:04 | 読書の時間
書籍「死んでいない者/滝口 悠生 著」★★★☆
滝口 悠生 著 ,
文藝春秋 (2016/1/28)
144ページ、1.404円

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第154回芥川賞受賞


「秋のある日、大往生を遂げた
男の通夜に親類たちが集った。
子ども、孫、ひ孫たち30人あまり。
一人ひとりが死に思いをめぐらせ、
互いを思い、家族の記憶が広がってゆく。
生の断片が重なり合って
永遠の時間がたちがある奇跡の一夜。」

(Bookデータ HPより)


葬儀に集まった人々
大きくくくれば家族と言えなくもないが
親戚も血縁が遠かったり
住んでる場所が遠いだけで
血縁さえ逆転して
誰だか分からなかったり。

葬式くらいしか会わない親戚は
もう他人同然と感じる事も・・・、
誰もが非日常で感じる瞬間、
たった一晩を描いている。


それは日常であり
毎日続くたったの一日
でも関わった人には特別な時間、
脈絡なく様々な場面に飛んで
その場所に居る人たちが語られるが
色んな場所にカメラを置いて
同時刻の家の様々な場所で
起こっていることを
カメラが切り替わるみたいに描かれる



何を言いたいのかな?とも思うが
たくさん出てくる人々の
名前を整理するのを諦めたあたりから
ただ流れる映像の様に
そのシーン、そのシーンを感じるように
読んだ。



なんだろう、
感動したとか
新しい発見があったとか
そんなことは全く感じないが
この読書している時間は
嫌いじゃなかったな、
でももういちど読み返そうとは
思わないけど。

なんか、芥川賞っぽい作品だった。


★100点満点で75点


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映画「誘拐の掟」リーアム・ニーソン だから成立する映画

2016-02-14 01:09:43 | 大作映画ハリウッド系
画「誘拐の掟 」★★★☆DVD鑑賞


リーアム・ニーソン
ダン・スティーヴンス
ブライアン・ブラッドリー
ダニエル・ローズ・ラッセル

スコット・フランク監督、
114分、2015年5月30日公開
2014,アメリカ,ポニーキャニオン
(原題/原作:A WALK AMONG THE TOMBSTONES)



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「『96時間』シリーズ、『シンドラーのリスト』の
リーアム・ニーソン主演の心理サスペンス。
ローレンス・ブロックの傑作ミステリー
『獣たちの墓』を原作に、
リーアムが心に傷を負った元敏腕刑事に扮し
知恵と交渉テクニックを駆使して、
史上最悪の猟奇殺人鬼との心理戦に挑む。」

ぴあHPより


ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件に
おびえていた1999年、
元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところに
ある依頼が舞い込む。
それは妻を誘拐された夫からの、
犯人を見つけ出してほしいというものだった。


彼は一旦はその依頼を断るが
巻き込まれるように関わり
証拠を残さない誘拐犯を追う。


残忍な誘拐犯は
身代金を受け取る前に
人質を殺してしまい、
それを止めるために
生きてなければ身代金は渡さないと
強気の交渉にでる。

リーアム・ニーソンだからこそ
この映画は成立している、
彼の内面から溢れる
強靭な精神が
巧妙な誘拐犯を追い詰めるが
そこにリアルを感じさせてくれるからだ。



「96時間」シリーズで
アクションも披露しているが
その流れでこの映画もある、
なので傑作映画と言う訳ではなく
まあ、取り合えず・・・と言う感じ、
見れば面白いけど
見終えれば、サッパリ忘れてしまう、
忘れられないセリフや
名シーンとか、すでに思い出せないや。



でも彼の作品はほとんど
外れが無いので
見て損はないけどね。

★100点満点で75点

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書籍「つまをめとらば/青山 文平 著著」しなやかで強い江戸時代の女性たち

2016-02-12 01:09:05 | 読書の時間
書籍「つまをめとらば/青山 文平 著」★★★★☆
青山 文平著 ,
文藝春秋 (2015/7/8)
253ページ、1.620円

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第154回直木賞受賞

「女が映し出す男の無様、そして、真価――。
太平の世に行き場を失い、
人生に惑う武家の男たち。
身ひとつで生きる女ならば、
答えを知っていようか――。
時代小説の新旗手が贈る
傑作武家小説集。
「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」
「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」
男の心に巣食う弱さを包み込む、
滋味あふれる物語、六篇を収録!」

(Bookデータ HPより)

時代物小説はほとんど読まない、
なのでこの小説に登場する
当時の風俗や武家特有の呼び名等
知らないことも多い、
それらあまり見慣れない、聞きなれない事は
最近はあまりこだわらず
どんどん読む進めるようになった。


こだわっていちいち調べていると
読んでいる調子が崩れるし
まあ、そこまで詳しくなくても
小説の文脈の前後で
なんとなくは分かるので。

この短編集は時代物というより
普通の男と女を描いている、
それも女性の方が一枚上手な感じ。


面白いのは
この話は、こんなふうに落ち着いて
行くのだろうなと
想定しつつ読むと
結構着地点というか行き先は
全然別の場所だったりして
その軽い裏切りは
結構気持ち良かったりする。



江戸時代も中盤となると
武家暮らしも
町人とそれほど変わらなくなる
商人のなかには
もっと羽振りの良いものも現われ
武士は武士の面目を保つのも
大変そうだ、
そんな中の男女のあれこれが
サラッと書かれていて
読みやすいし、もっと続きが読みたくなった。



年をとってからの
直木賞の受賞で脚光を浴びているが
なんかそんな晴れがましい賞より
本人の巧みな語り口は
新人賞というより
すでに熟練の域、
読みやすく、それでいて
行間にこちらを考えさせるような
気持ち良い間合いがあった。


他の作品も読んでみたい。


★100点満点で85点


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映画「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~」ユニクロのフリーペーパーを読んで気になった

2016-02-09 01:09:44 | 大作映画ハリウッド系
映画「グッド・ライ~いちばん優しい嘘~ 」★★★★DVD鑑賞


リース・ウィザースプーン
アーノルド・オーチェン
ゲール・ドゥエイニー
エマニュエル・ジャル
コリー・ストール

フィリップ・ファラルドー監督、
110分、2015年4月17日公開
2015,アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:THE GOOD LIE)



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「80年代のスーダンの内戦期に
かの地から米国へ避難した、
難民の実話に材を得た人間ドラマ。
難民に仕事の世話をする米国人女性と、
先端の文明に慣れない難民たちの交流が、
ユーモアを交えて温かく描かれる。」

ぴあHPより


昨年の公開時に
気にはなっていたが
劇場へいくまでは、心が動かなかった、
先日ユニクロのレジにあった
フリーペーパーを持ちかえり
そこに、この作品の主演のひとり
ゲール・ドゥエイニーのインタビュー記事があり
それを読んで、この映画を見たいとTUTAYAへ。


「1983年にアフリカの
スーダンで起きた内戦を機に、
アメリカの各地に移住することになった
3,600人の難民の若者たちを
取り巻くドラマを映し出す。」



内戦で引き裂かれた家族、
捕まる事を恐れながら
難民キャンプを目指して
子供たちだけで1000キロもの道を
歩く過酷さを冒頭で観客は知る。


キャンプでの13年後、
将来に希望の持てない暮らしが続くが
主人公達は運よく
アメリカへの移住が認められる。


受け入れるアメリカ側は
彼らを仕事の一環として
事務的に住む場所を紹介し
仕事を探そうと奔走するが
そううまくはいかない。

受け入れ側の職業紹介所のキャリーは
初めは仕事として彼らと向き合うが
彼らのこれまでの困難を
少しずつ知ることになり
そのあたりから
お互いにグッと親密な関係となる。



難民キャンプから来た彼らの
アメリカの生活とのギャップに
思わず笑ってしまうが
そんな笑いの要素も取り入れつつも
常にまだ現実として
多くの難民が
取りのこされたままということも
しっかりと描いている。


9.11の後、
こういう人道支援も鈍ったようだ、
それでも日本では同様なプログラムは
皆無だと考えると
やはりアメリカという国の
懐の深さを感じざるを得ない



現在はヨーロッパで
大量の移民問題が起こっている、
この映画で描かれた事は
過去の話じゃなく
現在も同じだと強く感じる。


この映画の良いところは
大切な意義を押し付けるんじゃなく、
この映画の主人公のように
初めは仕事して触れ合っても
そこから自分なりに
関わっていけばいいんだよと

そっと後押ししてくれることだ。

ゲール・ドゥエイニーのインタビュー記事では
彼は少年時代に銃を持った
兵士だったと告白している。

★100点満点で80点

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◆2015年興行収入上位10作品(2016年1月)

2016-02-07 10:26:25 | 大作映画ハリウッド系
◆2015年興行収入上位10作品(2016年1月)



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日本映画製作者連盟(映連)発表の2015年ランキング

◆2015年興行収入上位10作品(2016年1月)

1位:『ジュラシック・ワールド』95億円(東宝東和)

私の感想は、過去記事にジャンプ↓
映画「ジュラシック・ワールド」面白いけど、ただそれだけ 2015年11月03日


2位:『ベイマックス』91.8億円(WDS)

3位:『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』78億円(東宝)


4位:『バケモノの子』58.5億円(東宝)
5位:『シンデレラ』57.3億円(WDS)
6位:『ミニオンズ』52.1億円(東宝東和)
7位:『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』51.4億円(PPJ)
8位:『HERO』46.7億円(東宝)
9位:『名探偵コナン 業火の向日葵』44.8億円(東宝)
10位:『インサイド・ヘッド』40.4億円(WDS)
(オリコン1月26日(火)発表)

2015年(平成27年)総興行収入は2171億1190万円(前年比104.9%)で
2000年以降で2番目の好成績


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