[自分がこの世の中へ人間として生まれて来たことに対して、
何ら感謝の念がないということは、つまり自らの生活に対する真剣さが
薄らいで来た何よりの証拠とも言えましょう。]
◇自分が生きていることに感謝するという機会は、日常的にはなかなかない。
しかし、自分が、生活と真剣に向き合う状況になった時に、
私たちは、生きていて良かった、生きていることに感謝しなければと思うのだ。
◇それでは、どういう時に、私たちは、真剣に自分の生活と向き合うのか。
それは、自分の状況が、非日常に置かれた時だ。
昨年の大震災や先日の竜巻、そして、いつもとは違う状況に
自分自身が追い込まれた時に、私たちは、自分が生きていることと向き合うのだ。
そして、自分自身が生きていることに感謝をするのだ。
◇ただ何となく日常を生きていくのではなく、精一杯日常を生きるようにしよう。
そうすれば、生きていることに感謝する気持ちが日常的に生まれてくるはずだ。
日々、自分自身を生きていこう。惰性的な人生では感謝は生まれない。
意識的な人生を生きていこう。