標準的な禁煙治療プログラムでは、12週間にわたり合計5回の禁煙治療を受けます。初診から2週間後、4週間後、8週間後、12週間後に受診します。禁煙を実行し継続するために、薬の処方やアドバイスを受けます。この標準的禁煙治療を5回終了した人における禁煙/喫煙状況を調査したところ、5回の指導終了時に禁煙を継続(4週間)していた人は72.0%と高い成功率が認められました。自分の意志だけで禁煙しようとする場合の禁煙率は5~10%程度とされていることから比べると、この禁煙治療プログラムの成功率はかなり高いと言えます。
●ニコチン依存症と診断されると禁煙治療費の負担が軽くなります
禁煙治療は2006年4月から一定の要件を満たせば保険診療が受けられるようになりました。禁煙治療が受けやすくなってきています。