金本サヨナラ本塁打

　対カープ戦で金本選手がサヨナラホームラン(１－０　甲子園球場)。
　下柳投手が完封。

　今夜は何も言わずに、じっくりと喜びをかみしめましょう。

麻生は転落へ、小沢は復活へ―小沢辞任劇の皮肉

　小沢さんがとうとう民主党の代表を辞めると表明しました。
　まあ、当然の選択でしょう。

　でも、政治とは面白いもので、この辞任劇でいちばん打撃を受けるのは実は小沢さん本人ではなく、首相の麻生さんでしょう。
　小沢さんが批判の矢面に立たされている間は、麻生さんへの風当たりが弱まって、世論調査の数字もわずかながら上がっていました。
　しかし、小沢さんが身の処し方にひとまずのケリをつけて、これでまた麻生批判が表だってくることになるでしょう。
　麻生さんが汚い手で小沢さんを落としたという印象も、国民の心の中でますます強まってくるはずです。

　議員たちにしても、民主党の方はノドの骨が取れたということでこれから攻勢に出るでしょうし、自民党の方は、麻生さんでは総選挙に負けるのではないかという疑念がまた大きくなってくるでしょう。

　麻生さんと自民党議員にしてみれば、小沢さんがとことん粘って、イメージをさらに落していってくれる方が好都合だったのです。

　皮肉なことですが、小沢辞任によって、いよいよ麻生さんの転落が早まり、かえって小沢さんに復活の芽が出てきた、とそう言えなくもありません。
　西松建設の献金問題にしても、いま出ている程度の材料で小沢さんを有罪に持ち込むことはまず不可能なことでしょうから。

　勝ったと見えて実は負けている麻生さん。負けたと見えて実は勝っている小沢さん。そんな構図が早晩浮かんできそうです。