しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

患者実数を知りたい

2009-05-24 22:24:00 | 新型インフルエンザ
 23日時点での新型インフルエンザの感染者は、兵庫県の176人、大阪府の147人をはじめとして、全国で338人と集計されています。

 この数字をそのまま受け取ると、現在338人の新型インフルエンザ患者がいるように思ってしまいますが、むろんそうとらえるのは数字上の錯覚ですね。

 338は感染の延べ人数(この場合は累計)ですから、現時点での正確な患者数を出すには、ここからすでに治っている人の数を差し引かなければなりません。
 感染の実態はむしろこちらのほうにあるでしょう。

 いま神戸市の感染者は103人になっていますが、市民にとってほんとうに知りたいのは、実際の患者が何人になっているかということです。
 その患者実数が増えていれば、感染はまだ広がる傾向にあるということでしょうし、もしその実数が減っていけば、終息の傾向が見えてきたということになるでしょう。
 現在がどちらへ向かっているか、より現実的な判断が個々人でできることになるわけです。

 全国レベルで集計するのは手間がかかるとしても、地域社会レベルでそういう速報を流すことはそんなにむずかしいことではないように思えますが。
 市民に正確な判断ができるように、現在の感染者累計の公表とともに、患者実数の公表システムもほしいものです。

 さて、きょうの神戸はわずかに薄日が射す程度で、午後にはにわか雨がありました。
 その雨雲が東に流れて甲子園球場の阪神―ロッテ戦が降雨ノーゲームになりました。
 夕刻近くの三宮駅周辺は、甲子園から帰ってきたファンの波でひさびさに活気が出ました。
 こんなときにもタイガースは街に生気を注ぎます。