しゅぷりったあえこお nano

ブログ版 シュプリッターエコー

さらば、メンチ

2009-05-26 13:21:00 | 阪神タイガース
 真弓監督がとうとうメンチ選手をあきらめましたね。
 ずいぶん時間がかかりましたが。
 メンチ選手がブレーキになって、いったい何ゲーム落としたと思います。
  
 まあ、遅きに失したとはいえ、この決断はいいことです。
 この機に新井選手ももとの一塁へ戻してほしいところですが、そこは真弓監督にもメンツがあるでしょうから、とうめん深追いは控えましょう。

 メンチ後遺症でまだしばらくタイガース打線は軌道に乗りきれないかもしれませんが、それでもこれから少しずつ噛み合ってくるんじゃないですか。

 それにしても、もう大リーガーの選手を、大リーガーというだけでありがたがるような、そんなバカな大リーグコンプレックスからは、いいかげんに抜け出しましょうよ。
 アメリカのベースボールと日本の野球が微妙な点で違うということ、その微妙な違いが実は大きな違いでもあるということ、そこをしっかりわきまえましょう。

 アメリカから選手を呼んでくるんだったら、アメリカでどれほど活躍したか、という基準ではなく、日本でどれくらい活躍できるだろうか、という基準で考えてもらいたいものです。
 でないと、性懲りもなく、また同じあやまちを繰り返すことになるでしょう。
 日本人は野球でももっと主体性を出さなくっちゃア。

 ぼくらにはやっぱり、ただ打って、ただ走って、ただ投げて、という、要するに力まかせのアメリカン・ベースボールより、ああでもないこうでもないと反芻(はんすう)しながらウジウジシネシネと運んでいく日本野球のほうが面白いんです。
 その陰影、そのえたいの知れなさ、その魔物性、その内なるストーリーが面白い。
 じめじめしたところがいいんです。

 ほら、男と女のつながりでも、じめっとしたとろにダイゴ味があるじゃないですか。
 悪女の深情け、っていうでしょう?