社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

平和の影で

2007-06-23 15:43:17 | マスコミ批判
1985年は世界の大きなターニングポイントでした。経済ではプラザ合議が成りBIS規制が決定します。それまでの預金高でランク付けしてきたムーディーズなどの格付け基準が自己資本率に変更されます。これが日本のバブルを招きバブル崩壊へと進む契機となります。中国では全人代で人民解放軍の司令官「劉華精」がその後の中国の軍事ドクトリンを発表します。「アリューシャンから香港まで中国の内海である」と言う有名発言です。
 日本のマスコミは全く取り上げていません。これは日本や台湾、朝鮮半島は自国のものだと言っているようなものです。やはり日中記者交換協定の影響でしょうか。それともフィナンシャルタイムズが1998年に酷評した通り「日本のマスコミはパパラッチと同じレベル」だからでしょうか。
 現在日中中間線でもめている東シナ海のガス田は、この「劉華精」のドクトリンの第一次分割線上にあります。2010年まで達成すべき中間目標です。そして最終目標はアリューシャンから香港までを「中国の内海」とすることで、タイムスケジュールは2020年までとされています。このようなことを知らないのは日本人だけで他の国の軍関係者は、周知の事実です。アメリカ軍の組織改編もこのことを考慮しての改編です。
 沖縄の先島諸島には1995年以降3000m級滑走路1、2500m級滑走路2、2000m級滑走路2、800m級滑走路5などと台湾沖に注意を向けています。またこれら先島諸島の航空管制権はアメリカ空軍が半分有してています。
 しかし、マスコミが報道する内容は、このような緊迫した状況は国民の耳には入れようとしていないようです。  
コメント
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