社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

その時の風潮

2007-06-27 19:57:14 | マスコミ批判
 二世部隊で、現在の感覚でその当時の出来事を断罪することが好ましくない旨を書いたつもりです。アメリカの下院の委員会で「従軍慰安婦」問題で日本が謝罪するように決まったそうですが、ではGHQ統治下の日本でのアメリカ兵の行状についても謝罪するのだと思われます。ドレスデンやその他多くのドイツの都市や原爆や東京大空襲などの日本の都市への縦断爆撃は、非戦闘員の大虐殺ではないでしょうか。またその後の統治時代にアメリカが行った街娼制度を日本政府に作成させたこと事態、従軍慰安婦問題以上の人権問題ではないでしょうか。同様にベトナムでの韓国の所業も同罪です。しかも昭和33年まで日本は売春は違法ではありませんでした。アメリカも売春が禁止されたのはそう古くはないと記憶しています。他人のことよりまず自分の頭のハエを追っ払った方が良いのではないでしょうか。
 同様に、年金の問題もその当時の社会情勢を無視しての責任論は意味があるのでしょうか。当時は、社会保険事務所に商用などで行きますと「電算化による合理化反対!」「年金番号統一による中央集権体制の打破!」などの垂れ幕が事務所に掲げてありました。そして朝日新聞の論調がこれをバックアップして、社会党の議席が国会の1/3を占めていました。社会の風潮そのものが組合支持の色が強い時代でした。これは私個人の印象ではなく朝日新聞の縮冊版を調べて見れば解ることです。社民党の旧社会党出身の方もこれでは政府を詰め寄ることが難しいのではないでしょうか。
 いずれにしましても、後の風潮や常識でその当時の出来事を非難することは、自分にもハネ返る危険が大きいことを自覚して、発言すべきです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする