社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

有効だから生き残った「古典」

2014-09-09 00:00:54 | 外交と防衛

 日本人は三国志が大好きである。そして諸葛亮(孔明)が大好きである。余談であるが、諸葛孔明なる人物はいない。本名は氏が「諸葛」、名が「亮」であり、字が「孔明」である。この「氏+字」と言う組み合わせはない。この諸葛亮が手本としたのが軍事は「楽毅」、政治は「管子」である。

 諸子百家の中で一番と言って良いほど古いのが「管子」であり、有名な一説に「衣食足りて礼節を知る」と言うのがある。

 そして本題になるのが「平和主義が過ぎれば国が亡ぶ」と言う意味のモノがある。現在で言うところの「原理的平和主義者」の弊害である。彼らは母国に向けられている軍事的脅威には目をつぶり、その軍事的脅威を分析することも防衛の必要性を議論することも許さない。

 この状況が戦後長年日本では続いてきた。しかしネットの普及と北朝鮮の暴挙(テポドンの発射)により日本への脅威が隠せなくなってきた。更に米国の衰えによる中国の暴挙も隠しえなくなってきた。直近では従軍慰安婦の捏造による朝日新聞批判(西日本のTVでは凄い)が顕著である。

 相手国の防衛力(軍備)の低下と言うより防衛意識の低下を画策するのは平和時に行われる工作の常識であり、その工作を実行する者に自国(仕掛ける側)の存在を気付かせないように行うのも世界の謀略の常識であるが、その考え方そのモノが日本の非常識である。

 日教組や左翼系マスコミが行ってきた過去の事実、この「原理的平和主義者」の行動にピッタリと当てはまる。

 フィリッピンの台風被害、その救助支援に沖縄から駆けつけた米軍のオスプレイが大活躍している。それを報じたマスコミはない。

 フジTVの嫌韓流デモ報じた日本のマスコミはなかった。CNNやAFPの外電で知った。

 朝日新聞が30余年経過して認めた従軍慰安婦の「捏造」。未だに「『捏造』ではない」と喚いている。それどころか英語版では適当に誤魔化している。朝日新聞をはじめとした左翼系マスコミ、まさに「原理的平和主義者」であり、その影に特亜三国の資金援助があったと多くの国民は疑っている。編集長や役員等の幹部への贈賄やハニトラなどがあったと国民は疑っている。

 管子は古典だからこそ人間の本質を掴んでいると言って良い。中国の思想であるが共産党に毒される遥か昔に書かれたものである。約2700年前に書かれた古典であるが現在も生き残っている思想である。その歴史の重みをバカにできない。

コメント (1)
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