社会科学上の不満

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中華思想=自己中

2015-08-19 00:00:10 | 外交と防衛

[北京 7日 ロイター] - 中国外務省は6日、フィリピンがASEAN地域フォーラム(ARF)で、南シナ海問題をめぐり中国を「攻撃」し、日本もそれに加わったなどと批判する声明を発表した。
 フィリピンや日本の指摘に対し王毅外相はARFで、南シナ海を取り巻く状況は基本的には安定しているとしたうえで「中国は、敵意を増長させ緊張を高めるような非建設的な言動には、いかなる場合でも反対する」と述べたと外務省は説明している。
「(中略)」
http://a.msn.com/01/ja-jp/BBltrKV

 ベトナムを忘れている!中国の自己中を中華思想と言うのであろう。「清国は女真族の国家、漢民族の国家ではない。中国(漢民族)が200年ほど寝ていた時に作られた国際秩序など護る必要などない。が、他国は護れ!」。中国が太平洋進出を企てていた1990年代によく言われていたフレーズである。多くの右派の評論家がチャイナ・リスクを叫んでいたが無視されてきた。

 特に中国マーケットに進出していた消費財を業とする企業(コマーシャルを多用する企業)からは、チャイナ・リスクを言い立てる評論家は邪魔でしかなかった。現在中国からの撤退に膨大なコストを払わなければならいのは自業自得である。しかし人質に取られている社員は哀れでもある。

 ロシアも日本にチョッカイを出してきているが未だこちらは理解し易い。「原爆投下の罪に時効はない」との表明など「上手い!見事!」と言いたくなる。日米安保離反政策としても見事である。ネット上に次のような書込みがあった。

 ロシアはあくまで自国の利益や発展、国民を食わすことを考えて外交してるから妥協点を一緒に探れるし、自国民を酷使する戦争を避けたいという気持ちは共有してる。
 でも中国は自国の利益や発展、安定すら考えてない。共産党員たちが自分の身内以外の共産党員すら奴隷だと考え、個々に自分達の我欲を満たすために自国や他国、国際ルールを利用してるからそもそも外交ができない。

 見事な分析である。中国国内がバブル崩壊(捏造がバレた)により大変な情況である。とりあえず「日本が・・・」と言って関心を国外向けさせる。よくある手法である。韓国人より冷静に事態を分析できる中国人民が、ネットで裏の事情まで良く知っている。それを騙せるか?無理だと思うが。

 最もこの中国のご意見に朝日新聞をはじめとした左翼系マスコミが賛同しそうであるが。

コメント (1)
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