社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

相手は中国孫子の国、考えすぎと言うことはない

2015-08-06 00:00:48 | 外交と防衛

「三峡ダム」の恐怖! 攻撃されたら万事休す・・・軍壊滅、民は「億単位で飲み込まれる」=中国メディア
 中国の軍事情報サイト「捷訊網」は21日、米国や台湾と戦争の事態になった場合、三峡ダムがミサイル攻撃を受け破壊された場合には、戦争に必要な軍部隊も水に飲まれ、民間人の被害は数億人にのぼると紹介した。
 三峡ダムの危険性については早い時期から指摘があり、応用数学などを研究した著名学者の銭偉長氏(1912-2010年)は、三峡ダムが通常弾頭付き巡航ミサイルで攻撃されて崩壊すれば、上海市を含む下流の6省市が「泥沼」となり、数億人が被害を受けると試算した。
 記事によると、三峡ダム下流の長江沿岸には軍の駐屯地が多く、軍も戦争遂行が不能になるという。
「(中略)」
http://news.searchina.net/id/1582312?page=1

  どう解釈すべきか?額面通り多数の犠牲者が出るから「ヤメロ」と素直に採るべきか?

現在、習近平総書記と江沢民氏との間は内乱勃発状態、習近平総書記にすれば三峡ダムが破壊され上海まで洪水の被害にあった方が、江沢民氏の基盤を破壊できる。また重慶市は毛沢東氏の孫がいる。彼らの基盤(財政的、人員的)が壊滅した方が都合が良い。

 「毒は毒をもって制する」の戦略を地で行っているようだ。既に中国国内は分裂状態である。「保8」と言われていた経済成長率も最早望めない。中国経済のバブル崩壊はIMFが今回指定した。この「保8」と言われていた経済成長率で曲がりなりにも中国共産党が中国統一を保持していた。これが不可能であれば当然各地で火を噴く。

 先々月、瀋陽軍区ではなく四川軍区がクーデター騒動を起こした。東トルキスタン(新疆ウィグル)のムスリム相手に命がけで苦労している四川軍区の人民解放軍。しかし沿岸部の人民解放軍の方が実入りが良い。これには兵士の不満が爆発したようだ。

 同様に、上海市を含む南京軍区(江沢民の基盤)北京の影響下より独立したいようだ。七大軍区全てが独立採算制、なおかつ国軍ではない。人民解放軍は中国共産党の私兵である。これは経済的に行き詰れば独自の動きをする、中国の歴史の常である。

 更に内モンゴル、東トルキスタン(新疆ウィグル)、チベット、台湾、香港、マカオ、雲南省などは独立を目指す、文化が中華文化とは異なるし、共産主義とも相容れない。

 外に撃って出ても日米ASEANの軍に押さえ込まれている。後は内乱と言うのが中国の歴史のパターンである。この内乱時に三峡ダムを破壊し長江流域を壊滅させれば北京の習金平総書記が有利に事を運べる。

 米国に破壊させるのが最も良いが、米国に見せかけて自ら破壊する方法もある。民間人の被害の責任を米国に押し付ける作戦である。最悪悪名覚悟で自ら破壊すればよい、毛沢東も自国民を億人以上殺戮しているが、情報統制できている。

 中国と対峙する時は裏の裏まで読んでもまだ足らない。そういう連中である。

コメント (1)
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