社会科学上の不満

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栃木県のママ友イジメ自殺事件

2015-08-02 00:00:16 | 社会常識と教育

 栃木県佐野市山形小学校で起きたママ友連続自殺のイジメによる自殺者が2名。この件を学校及び地域で隠しているようだ。大津の中学生イジメ自殺事件の時もblogに書いたが、これが「THE 田舎」の実態である。地域全部に緘口令を出して真相を闇に葬ろうとしている。

 恐らく加害者に地域の偉いさん(名士)が関係しているのであろう。山形県天童市のマット圧殺事件とも似たような構図である。

 この場合、加害者のボス的存在が中学校の美術の先生で夫は教諭を辞めて教育委員会の所属だそうだ。子供のイジメを無くそうと奔走する母親を他のママがイジメて自殺に追い込んだというのが真相らしい。この件を学校や地域が隠蔽しようと躍起になっているのが現状だそうだ。 baby01.net/blog/146

 田舎では「出る杭は打たれる」であり米国の黒人社会と似ている。これで「田舎は良い所」なのか?いつも疑問に思う。

 日教組の組織率も高く、支持団体の民主党や社民党、共産党の教諭が幅を利かせている。田舎では未だに教諭は数少ないエリートである。田舎の法より慣習という、法を蔑ろにする思考と法治国家を否定する左翼の思考とがマッチしたのが田舎の学校である。

 私も2万人前後の田舎で育った高校から県庁所在地の高校に進学した、我々が子供の頃には「受験反対、高校無条件全入」を日教組は打ち出していた。故に帰省した折近所の教諭と話した時、田舎の実業高等学校の英語の一時間目の授業が「アルファベット全部書けるかい?」だそうだ。「卒業までに半数が書けるようになれば」と続けられた。恐らく生涯読書した本の冊数は5冊(雑誌・マンガは除く)を越えないであろう。

 これで「農業自由化なんか可能か?」と外人記者クラブの米国人の知人に尋ねたことがあった。「えー、ウソー、それは難しいね」と返答していた。1990年代の農産物自由化交渉の時の話だ。

 「マスコミにチクッたのは誰だ?」と地域で探しているとの報道もある。次のイジメのターゲット探しである。他に娯楽も何もない田舎でよくある事である。

 地域ぐるみの犯罪としか言いようがない、八つ墓村の祟りの現代版の原作になりそうである。田舎は逃げ場がないので相当きついぞ。

 これで佐野市には新規入居者が激減するであろう。佐野市に転勤になった場合、隣の足利市や群馬県の桐生市から通えばよい。車通勤の地域である、家族の安全が一番である。しかし、佐野市よりマシと言うだけで基本田舎であることには代わりはない、東京やその他の政令指定都市みたにはいかない。

 田舎暮らし憧れる方、なぜその田舎から都会に人が移り住むのか?仕事のためだけか?考えてみては如何か?田舎の慣習や因習とは法治国家の常識が通用しないということだ。

 裁判で勝利できても後々その慣習や因習に苦しむ。その覚悟が必要だ。

コメント (2)
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