社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

早速来た中国の監視船

2010-10-20 18:16:28 | 外交と防衛
 中国の監視船がまた尖閣諸島に接近してきているそうだが、台風の被害は大丈夫のだろうか。自然災害で沈没しても日本のせいするような国である。日本政府の対応に世界の目が注がれている。仙谷官房長官の常識や発想パターンではこれらの対処には大きな難がある。国内の問題にはそれなりの支持があるだろうが、外交それも軍事が絡むような問題には全くの無能であることが露見してしまっている。
 日本が直ちに行うべきことは、日米合同訓練を尖閣諸島沖で行うことだ。もちろん米軍基地問題の解決が条件で提示されるだろうが。その他の思索には時間がかかる。外交も軍事もタイミングがモノを言う。じっくり構えて対応する裁判とは異なるのである。100%で無くともよいのである。武田信玄の「六分の勝ちをもって良しとする」と言うのが外交や軍事である。
 日本が今後行うべき思索をある程度オープンにすることも抑止力となる。この物事の表裏を使うやり方が日本は歴史的にもヘタである。「大和級戦艦を隠しての外交交渉よりオドシに利用した外交交渉の方が、効果があった」と言われている。歴史に学ばない政権である、現在の菅政権にはムリか?
先島諸島間にソナーを設置することで中国海軍の行動に制約をかけることができる。どうせ秘密にできないことなら堂々と相手が注意するようにやるのが、抑止力だ。先島諸島は日本の領海内で、現時点でも中国も認めている。しかし「沖縄は中国の一部だ」と言う意見が中国国内にあることも無視できない。
 粛々と何もしない、いやできない、結果が伴わない政策ではなく、ここに至れば国民に具体的な対策の内容の一部を公表すべきである。
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中国のデモは

2010-10-19 23:07:47 | 社会常識と教育
 中国共産党の後継者が決まったようだ。中国は政権が動く前後にかけて大きな問題をおこす。今回のデモも中国共産党が一枚岩で無いことを露呈した事例でもある。中国は憲法の上に共産党がある体制だ。日本や多くの国は憲法が国家の最高法規であるが、中国は異なる。では人民解放軍は憲法の下にあるのか?答えはNOである。中国共産党と人民解放軍とは同じカードの裏表である。
 しかし中国共産党と人民解放軍との連携が乱れるのが、この権力者の交代時期である。その事例が今回の反日デモが官製デモであることだ。共産党内で次期後継者を決める会議を行っているので、「自分たちと反対勢力の連中が揺さぶりをかけた」と現中国政府指導部も見ているようだ。中国ではデモ自体行う自由が制限されているのだから。自分たち共産党にデモの矛先が向く可能性を現政権担当者は恐れている。毛沢東が唱えた中国共産党には格差と言う現象はないのだから。
 5年前の反日デモを経験し今回の反日デモを経験した日本企業は中国へのリスクを考え出す。昔のように低賃金の工場としての魅力がなくなってきている。知人の零細メーカーの経営者は、中国よりベトナムやラオスに魅力を感じているそうだ。サンプルのデキも中国と比べ物にならないほど良い。そして中国人のようにサボラず、良く働くそうだ。この人事管理面だけでも中国から出て行くことに意味があるそうだ。
 マーケットとしての魅力はあるにしろ、「工場としての魅力はもはや中国にはない」と言い切る経営者は多い。
そして中国はEUみたいなものだ。省がEUの各国である。その盟主が北京である。省間では電圧やミリメートルとインチなどの単位が異なり、物の移動に関税さえある。
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首長の失敗の後

2010-10-18 22:49:49 | 社会常識と教育
 前兵庫県知事の貝原俊民氏も島田元沖縄県知事を崇拝しているそうだ。島田元知事も神戸出身である(当時は官選知事)。そして貝原前知事はあの阪神淡路大震災の時の兵庫県知事である。知事就任3ヶ月で起こった大惨事であった。旧社会党の強い兵庫県の知事である「自衛隊への要請が遅れた知事」として有名である。自衛隊の知人が当日現場に入る準備をしていたが「自衛隊は入るな」と言われて部隊に戻ったそうだ。知事の言い分もあるだろうが結果、陥落間際に沖縄から逃亡した泉元沖縄知事と同じではないだろうか。しかしこの貝原氏を知事に選んだのは兵庫県民である。その投票の責任を命で支払ったのだ。 
 石原東京都知事が3選目に発言した「当時の兵庫県知事が2千人殺した」は「誤解だ、殆どの死者は圧死だった」と言う貝原氏の反論は「そうとは言い切れない」と言う検死関係者も多い。少なくとも米海軍の援助を断った事実、外国の医者の協力要請に難色示した日本医師会に反論しなかった事実もある。近くにある自衛隊との連携を怠っていた以上危機管理体制の不備を叩かれても仕方がない。
 知事に就任して3ヶ月と言う言い訳は通用しないだろう。彼は自治省出身で直前まで兵庫県の副知事に就いていたのだから。行政官が自衛隊との連携を顧慮していなかったことは重大な瑕疵である。「危機などない」と言う思い込みは、旧社会党や左翼運動家の考え方そのものではないか。多くの県民の生命を預かる地方の首長としていかがなものか。
 復興に力を注いだことで勲章を授与されているが、復興と危機対処能力とは全く別物であるということか?その線引きをしない叙勲は国家の鼎の軽重を問う程おかしいと思う。
それとも旧自治省の貝原元知事の同僚が何か細工したのかと疑いたくなる。

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戦前の非道を取り上げるのが大スキなのにナゼ?

2010-10-18 00:00:37 | マスコミ批判
 沖縄を敗戦間際に見捨てた「泉守紀・元知事」彼はその後どういう思いで生きてきたのだろうか?1984年86歳で天寿を全うするが戦後数十年間後悔も多かったのではないか。
 戦前の軍・政府を叩くことが大好きなマスコミがなぜこの泉元知事を取り上げなかったのか?大いなる疑問が残る。一説には「泉元知事の非道や敵前逃亡を取り上げると後任の『島田叡・元知事』を取り上げざるを得なくなるので、マスコミは取り上げなかった。」なるほど、ありそうな話である。島田元知事は海軍陸戦隊沖縄守備隊の大田少将と懇意だったこともあり、マスコミが作り上げたプロパガンダ「軍が沖縄県民を道連れにした」「虐殺した」などの細工がバレてしまうため、得意の戦前叩きの象徴になるべき泉元知事の沖縄を見捨てた事件を無視した。島田元知事の業績は沖縄県民も忘れず「島田杯」なるものが高校野球の沖縄の優勝校に授与される。さすがに沖縄の報道機関も島田元知事が出てきて「日本政府が、また軍が沖縄県民を見捨てた」とは言えなかったのであろう。
 マスコミの編集権は必要だがその検証を、裁判所もしくは総務省でチェックする法制度が必要ではないか。泉元知事ももう鬼籍にいられているので、迷惑はかからないと思うのだが。
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リーダーシップとは?

2010-10-17 00:19:41 | 社会常識と教育
 よくビジネス書に「リーダーシップ」なる言葉が記載されているが、数行でおわりである。具体的にはいかなるものだろうか?国のトップのリーダーシップとは?「リーダーシップがない」と言われる方は多いのだが具体的にどうすればよいのか記載されている書物や教えていただける方はごく少数である。ここに日本社会の悲劇がある。
 現在の企業でも大きくなればなるほど国同様「前例主義」に陥りやすい。リーマンショックは100年に一度の国難だそうだ。しかし対策も人事も政権が交代しようとも「前例」が尊ばれる。人事の序列も年次単位である。人事を10年ぐらい飛び級させればこの国難にも対応できるのではないか。リーダーである以上は適材適所に人員を配置し(モレた人へのケアも必要)困難に対処する必要がある。
 また、沖縄県の終戦時の島田叡知事(沖縄陥落2ヶ月前に就任)のように、県民に目標を与え、その目標遂行のために更に具体的な目標とその具体的目標ごとにそれに携わる責任者を決め、苦労を県民と共にし、配分を平等(実績に応じ)にし、弱い者(老人や怪我人)に気をかける行動さえすれば、あのような絶望的な状況でも県民は最後まで知事を支持するのである。部下の警察官への遺言は「生きよ」だそうだ。海軍陸戦隊沖縄守備隊の大田少将の最後の電文にもこの島田知事と沖縄県民の祖国への貢献があり涙を誘う。現在でも沖縄の高校野球に島田杯なるものが残っている。恥ずかしながら私は今まで知らなかった。昭和20年1月沖縄県知事の辞令を受ける。この時期米軍が沖縄に迫っていた、沖縄に行くことは死を意味していた。「死んでくれ」と言うような辞令だった、島田叡氏は反対する家族に「自分が死にたくないからといって、誰かに『代わりに行って死んでくれ』とは言えない」と言い1月末に着任した。
前任者の泉知事のように沖縄県民をバカにして最後は沖縄陥落の2ヶ月前に東京に出張し突如逃げた方とは大違いである。当時の知事は選挙ではない、官選知事である。内務省内にも同じ穴の狢がまだいたと言うことだ。この泉知事は県民の疎開など大反対で何時も強気な発言ばかりしていた。朝令暮改が多く、多くの部下がやる気をなくしていた。命令を遂行するため部下は色々と準備する、朝令暮改が多いと準備が無駄になりやる気を無くす。何かどこかの社長と良く似ていると思われた方は多いのではないか。
 いずれにしろリーダーシップは成績やお金の有無ではないのである。上記の泉知事と反対の行動をとることが、リーダーシップを身に着ける早道のような気がする。島田知事のようにしろと言ってもなかなか難しいと私は思う、憧れと尊敬だけしかできない。
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歴史を学べば民主主義化された軍隊の方が強い

2010-10-16 00:15:34 | 社会常識と教育
 未だに軍国主義時代を懐かしむ風潮が日本社会にはある。最も目に付くのがスポーツの世界ではないだろうか?日本は科学をスポーツの世界に取り込むことが遅れた。水を飲むな、うさぎ跳び、ケツバット、鉄建制裁などなど私が学生時代日常茶飯事であった。現在は異なるようだが。スポーツは「根性」でやるもので科学など「理屈ではない」と言う世界だった。しかし一見軟弱に見える欧米流のスポーツ科学を享受した選手に日本の選手は勝てなかった。
 連戦連勝のナポレオンの軍隊は、ヨーロッパ諸国の古い体質の専制主義国家の軍隊より強力であった。1分間に60歩が行軍の速度だった時代に、ナポレオンは1分間に90歩としそのリズムを維持するために生まれたのがマーチと言う音楽であった。また兵糧が保存が利くように缶詰を開発し、大砲の砲撃の下を突撃したり、まさに天才であった。しかしそのナポレオンの軍隊をワーテルローで打ち破ったのは個人ではなくモルトケと参謀本部を有したドイツ(プロシア)であった。ナポレオンは彼がいない戦場では負けていた。フランス皇帝となり版図が広大になるととても一人では対応できなかった。ナポレオンは部下(高級将校)が手柄を立てることを嫌っていた。自分が戦争の手柄で現在の地位に就いたことを知っていたからだ。また幾らフランス革命が「自由と平等」を旗頭にしていてもこのころの兵士には民主的などという概念が低かった。理想的なワンマン体制である。兵士はナポレオンを神の如く信奉していた。多くの中小企業の社長が憧れる状況である。逆にナポレオンに意見具申するものもいなかった。片やモルトケは戦場でも兵士の自主性を尊重した。どちらが民主的な軍隊であろうか。そしてナポレオンはモルトケと参謀本部と言うチームに負けたのである。天才ナポレオンでさえ民主的軍隊に勝てないのである。まして我々では。この事例を受け入れられない方が日本には多数存在している。
しかし、太平洋戦争前も「日本の軍隊は上官の命令で行動し最強だ」と言われていた。「アメリカの民主主義の軍隊は理屈ばかりで軟弱だ」と言っていたが結果はご存知の通りである。軍隊は民主的になるほど強くなるのである。その他の組織も同じである。歴史が証明している。「いやあれは物量が違いすぎて」と言う日本人が多い、この物量の差を戦場に生かさないようにするのが「戦略」である。根本的なことが理解できていない方が、「根性論」を好むようだし、ワンマン経営に憧れる経営者は多い。
 日本人が歴史に学ばない一例である。年号や名前を覚えるのが歴史学ではない。過去の教訓を未来に生かすことが歴史の本道である。人間は経験を未来に生かすことができるが世代が違うと個人の経験など関係なくなる。そこで世代が異なれど「社会の経験」として歴史が重要になる。
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したたかなTV朝日グループ

2010-10-14 23:35:59 | マスコミ批判
 チリの鉱山事故の救出劇に世界中が涙した。人間の「生存の憧れ」と言う琴線に触れたのであろう。また、TV朝日が中国の問題点をテレビで流した。報道としてではなく、バラエティー系の教養番組で放送した。さすがに尖閣問題で中国偏向を続けられなくなったのだろう。日中記者交換協定に抵触しないのだろうか、他人事ながら心配になる。しかしこのしたたかさがTV朝日なのかもしれない。あれほど北朝鮮を支持していたテレビ局でありながら、拉致事件が国会で警察庁長官が取り上げたにもかかわらず、政府が動かなくて、国民がおかしいと思い始めると大阪朝日放送の記者が活躍した。彼は出世できたのでしょうか?そして朝日新聞グループは北朝鮮をあれだけ支持しておきながら世論の非難をかわそうとする。鳥越キャスターが朝の番組で、自分たちが「『北朝鮮はこの世の楽園』とか報道し帰国事業を支援したことに後悔している」と述べた。
 しかし1ドル80円の円高のニュースに隠れてEUが中国に関税をかけると言うニュース(ニューズウィークより)を飛ばしている。やはり中国に都合が悪いニュースは極力放送しないようだ。
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文化は国防

2010-10-14 00:05:55 | 社会常識と教育
 世界中に移住しその勢力を拡大している華僑、しかし南北朝鮮には華僑が活躍していないと耳にした。華僑の方に聞くと住みにくいそうだ。
 プーチン元ロシア大統領が小泉元首相にG8でシベリアに移住してくる中国人問題を相談した。「文化が最大の武器だ」と言うようなことを答えたようだ。
 背広とネクタイはイギリスが世界に広め、家電やモータリゼーションはアメリカが映画を使って広めた。我々日本人でもアメリカ映画でナチスの軍服を見ると無意識に「悪者」と認識してしまう。現在の日本はマンガやアニメの国際的な影響力に国家として活用できていない。パリにあるマンガ喫茶は盛況だそうだ。日本に留学していたフランス人が始めた。日本が世界に発信すべき理念や国益などをマンガやアニメで伝えるということを国が力を入れても良いのではないか。1990年代(小平時代)の中国で大人気だったのがNHKの「おしん」である。「魯迅の阿Q正伝のように悪事を働か無くても『おしん』の様にまじめに悪いことをせずに頑張ればよいことがある、『おしん』を見習え。」と言う意味の発言をしたのが小平氏だった。
 何もお花やお茶だけが外国に出せる文化ではない。忍者の人気は日本人が想像できないほどである。これもアメリカ映画やアニメやマンガの影響によるところが大きい。
 このようなツールを使い日本の考えを世界中に伝えることができるのだが、肝心な日本の考え(国家戦略)がない。
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レールガンの開発

2010-10-12 23:50:55 | 外交と防衛
 北朝鮮の軍事パレードでついに噂のムスダンがベールを脱いだ。ロシアが開発したと言われる中距離弾道弾である。テポドン以上の弾道ミサイルである。このムスダンはテポドンと異なり移動式であり、更に発射までの準備時間が短い。射程距離は2500kmから5000kmとされる。2003年9月の北朝鮮建国55周年記念パレードでお披露目されると噂されていた。今回、後継者と共に発表されたことに北朝鮮の演出力を観る思いがする。スペック的には弾頭重量が680kgの物を積める。核弾頭であるならば~1.3Mt(広島型原爆が10kt)の搭載が可能だ。ニュース映像には数基映っていたがこの数だけではないはずだ。
 日本政府はどのように対応するのだろうか?外交当局の方の書かれた本には中華人民共和国との外交交渉で公式認めた大きな記事があった、例のごとくマスコミは黙殺したが、中華人民共和国の「東風」ミサイル24基が日本に向いているとあった。この「東風」には1基当たり核弾頭が4~6発が搭載されている。ロシアもしかり噂では80基のミサイルが日本に向いている。この場合の「ミサイル」とは弾道弾のことであり戦略兵器である。大量破壊兵器のことだ。私はMD(ミサイル防衛:SM3とPAC3の組み合わせ)も今一つ安心ができない。これが本音である。
 日本はリニアモターカーを実用化しようとしている国である。ここはミサイル迎撃用レールガンの開発に本腰を入れたらどうか?
レールガンとは、電磁誘導で弾丸を飛ばす砲のことである。SF小説・マンガやアニメにも登場している兵器である。
アメリカ海軍のテストの映像である。テストの結果は2008年1月の試射では3.35kg砲弾で初速2520m/s(Mach,7.6) 砲弾運動エネルギー10.64MJを記録している。ピストルが初速で300m/sec ライフルで1000m/sec 戦車砲で1800m/secであることと比較すると十分実用可能ではないだろうか?MDのSM3はMach3.5~5程度ある。理論的には光速が速度の上限であるがそこまでいかなくとも日本の技術で実用化できると考える。予算さえかければの話だが。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080203_navy_railgun/
電力消費量が膨大であるため、発電所の近く、高度を少しでも稼ぎたいためダムの近くに設置してはどうだろうか。
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地球環境に疎い社会主義国

2010-10-12 00:11:03 | マスコミ批判
 ハンガリーの有毒泥土が大量に流れ出した事件は、多くの方が予測できたことだ。旧東側=共産主義国が環境や安全に配慮することは少ないと言うことだ。現在は異なるかも知れないが?20年以上前までそのような政治体制であった。
 ソ連崩壊直後、「地図に無い都市」と言うことで日本のTVが世界で初めてトムクス7を撮影した。報道用としての撮影はこれが初めてだったそうだ。旧ソ連の原子力研究機関を中心とした都市だ。だから地図に記載されていなかった。勿論旧ソ連時代最新の原子力発電所もあり撮影された。信じられないことに原発の炉心の上部から蒸気が幾本もモレ出ている。「大丈夫なのか?」日本のTVクルーが質問する。「こんなことは当たり前だ、日本の原発もそうだろうと」とトムクス7のスタッフが答えていた。日本なら直ちに操業停止である。
 これが左翼の方々が絶賛してやまなかったソ連の実状であった。1960年代東海村原発を反対した社会党の国会議員がTVの「なぜ原発はだめなのか?」の質問に「ソ連の技術ではないから」と答えていた。情報が統制されている国の言うことを信じていたわけだ。
今回の尖閣問題の仙谷官房長官の対応と似ている気がする。旧社会党の方々の言い訳と似ている気がする。日本でさえ情報が統制されている。国家による統制ではなく左翼思想をコヨナク愛するマスコミの上層部の方々によりである。反論なら、なぜ渋谷の尖閣問題のデモを黙殺したのか説明いただきたい。
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