風向きが変わるのを待っていた。ずっと西から北の方向、つまり山の上の方から吹いてきている。待ちきれず一人が機体を立ち上げ風を受け飛び出したが、無理そうだ。
そこで山上で臨時の講義となった。今日はピッチングとローリングがテーマだった。トルコにて開催される大会に日本代表としてこれから出場する方が飛び入りで解説をする。説明は具体的で経験に基づく話なので解りやすい。やはり一流の人の話は理屈抜きで直接、体に浸み込んでくる。
インストラクターになるには、経験や原理を言葉で生徒に説明しなければならない。言葉というのは人によって受け取り方が違う。理解していないとなれば違う言葉で説明する。納得の仕方は個人によって違う。何回か繰返す。それでも誤解や行き違いがある。反応を見ながら説明する。それが生きた人間が生きた人間に話をするということだ。講義と同じなのだと妙に納得した次第です。
ボクはいま青春、風の向きが変わるのを待っているのだ。
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