今日は「報道の自由度」「自民党の憲法改悪案」
報道の自由度から。
Reporters Without Borders
もしもリンク先がエラーになっている場合
Reporters Without Bordersで検索して、
World Press Freedom Indexから入ってください。
今年発表の分(内容は去年のもの)がでまして、日本は71位と4つ下がりました。
まあ、大体こんなものなんですよね、この集計方法では。
毎度言っていますが、報道の自由度は政府がどの程度報道機関をだ弾圧しているか(していないか)という調査で、
政府を批判しているジャーナリストが逮捕されると高いマイナスポイントが、殺されると極めて高いマイナスポイントが入る仕組みで、報道機関の意識・資質は問われません。
今回ロシアは155位。まあ、意外に悪くないレベルですが、あのノーベル賞を取った人でも、さすがに殺される前に法人を閉鎖するので、殺されるまではいかないということになっています。
ところで、あのロシアの国営放送でも放送中に突然反戦などを訴えた人がいましたが、全力でプロパガンダをやっているあの機関ですら、そういう意識の人はいるのですよ。
身の危険を感じてロシアを出たという人もいますね。
日本はどうでしょうか。峯村という朝日のあれがいましたが、安倍の代理として検閲するなどという完全に異常な行動をとっていても、本人は無自覚なんですよね。良いことだと思っている。
これが日本の報道機関なのです。
ジャーナリズムの欠片もない集団なんですね。これも毎度言ってますけど、日本の報道機関は世界で一番意識の低いと思います。
一部のフリーのジャーナリストがなんとかやってはいますが、しかし、割と陰謀系にかすめ取られやすいですね。まあ、今回戦場に行っている人は騙されてはいないようですが。
さて、そんな日本の報道機関がよいしょする自民党はとにかく憲法を変えたくてしょうがないと。
明石市長 緊急事態条項
「緊急事態の宣言が発せられた場合には、
何人も、国その他公の機関の指示に従わなければならない」
これがナチスの全権委任法と同じやつですね。とにかく行政府の好きにやれると。
自民党は会見発議する気満々で、おそらく岸田は「自民党の長年の念願であった改憲をついに行った内閣」という自民党内でのアフォな「名誉」によって内閣の長期化を図るものと思います。
しかし、改憲によって日本は完全に終わるので、自民党は別になんとなく普通っぽい岸田が首相をやって人気取りする必要もなくなり、まあ、すぐにまた完全な異常者が首相になるでしょう。
(つまり岸田はあほ)
改憲案で特にヤバそうなのは実はほとんど全部ですが(「特に」になっていない)、しかし、まずはこれ。
明石市長 緊急事態条項
「緊急事態の宣言が発せられた場合には、
何人も、国その他公の機関の指示に従わなければならない」
何でもありなんですよ。政府はルール無用。
国民は雁字搦め。権利なし。
その他このように変わります。
憲法はこう変わる?
憲法はこう変わる?
まとまってしまっていますが、たとえば前文は、ごっそり変ってしまうんですよね。
憲法はこう変わる?
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」
この部分がなくなります。つまりまた戦争したいんですね。
国民が死ぬことは何とも思っていなくて、単に「英霊に感謝」といっていればよいと思っているわけです。
そもそも、この憲法は権力を縛るものですが、それがほぼなくなってこくみんにあれこれ口を出すバカな憲法になるわけですね。
まあ、これに賛同する国民というのは完全な臣民(あるいはあほ)で、本当に家畜のように飼われることがうれしいやつか、文字列を読んでも意味がわからない人がどちらか。
家畜になることを喜んでいる人を説得するスキルは私にはないわけで、これは困ったものです。
そして天皇が元首になります。いままでは象徴でしたが、これからは元首で象徴。大日本帝国復活と。
9条はもちろん「国防軍を保持する」といった表現になりますが、すでに敵基地攻撃能力とか言ってますからね。後から「反撃能力」といってますが、先に攻撃するのに反撃という言葉を使うとは自民党は日本語が不自由なのでしょうかね。
プーチンのロシアと同じ。
12条がひどいです。
「国民の責務」という見出しが新たに入って、
「国民は・・自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」
権利に義務が伴うというあほ丸出しの自民党。
基本的人権は生まれながらにしてあるものであって、義務とセットではありません。完全に世界でも最も遅れた国にまっしぐらですね。
18条
「何人もいかなる奴隷的拘束も受けない」から
「何人も社会的、経済的関係において身体を拘束されない」という謎の文言。たとえば政治的関係なら拘束を受けるわけ?
36条だと
現行は「公務員による拷問及び残忍な刑罰は、絶対にこれを禁ずる」ですが、
「絶対に」がなくなるんですね。なぜわざわざそこをなくすのか。
ちょっと疲れてきたので飛ばしますが、
現行では97条の前に「最高法規」とありますがこれを削除。
「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」という97条の条文も消えます。
基本的人権をなくしたいんですね。
そして新設の98条が緊急事態条項。
好き勝手にできる上に衆議院は解散されない、両院ともいくらでも人気を伸ばせると。
その他に改憲の決議が、国会の過半数でできるようになると。
国会で改憲の賛成多数になった場合、国民投票になりますが、その際、テレビCMなどをやるわけですね。
まともな国はそこを制限していますが、日本はしません。
宣伝やりたい放題。まあ、もともととカネがある上に国家予算を持っていて使途不明金11兆が出ても特に何事もなかったように
これ面白いですよ。
創価学会が出版した一冊のマンガ。
創価学会が出版した一冊のマンガ。
公明党がまだ野党だったころに出した漫画。
息子「憲法を改正するにはまずその改正案を国会で審議するんだっ」
母「したのよ」
息子「衆参各議院の総議員数の3分の2が賛成しなければできないよっ」
母「あったのよ」
息子「国会から出された憲法改正案に賛成か反対かを国民の投票で決めるんだっ」
母「したのよ」
息子「投票者の半数以上が賛成してはじめて憲法は変えられるんだっ」
母「賛成したのよ」
息子「そんなばかなっ。母さんたち大人はいったい何をやってるんだー。世界1の平和憲法をなぜ変えてしまったんだーっ」
母「ごめんよ拳法ぐらい変わっても生活は大して変わらないと思ってね。だって新聞やテレビですごく宣伝していたのよ。
(憲法を変えよう♪憲法を変えよう♪)そしてすぐに選挙があったの
憲法改正の意味もわからずに投票しちゃったのよ」
息子「ばかばかばかー」
母「たとえ防衛費がGNP1%枠突破!とテレビや新聞で報道されていても…
首相が靖国神社公式参拝!と言っても…
国家秘密法案(スパイ防止法)法案国会を通過!となっても…
靖国神社法案が国会で採択!となっても…
有事立法可決!となっても…
どうなってもみーんなわたしたちの生活には関係ないことと思っていたの
それがこれらの法案が可決されたとたん、集会はできなくなる
自由に発言できない
まるで第2次世界大戦のようになってしまって」
今見ると非常にリアルですね、これ。
これが描かれた当時は、GNPを使っていたんですね。
あと、ジェンダーロールがあれですが。母親が愚かという設定。父親はどこ行った?
Chopin - "Heroic" Polonaise
Beethoven - Sonata No.21
Mozart - Piano Concerto No 25
これ、第3楽章とかひどいですね。駄作。演奏者に罪はないですが。

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