Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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今日は完成させたいな〜(笑)

2024-12-02 19:59:41 | 1/43 Ferrari 330P4

本日の山陰は晴れでいい天気でした。
気温も急上昇したみたいで多分20度までではないけど暖かかったですね。

風もなかったので朝から畑の横で先日集めた中庭の落ち葉を燃やします。
サツマイモでもあれば焼き芋でも作るのですが残念ながらさつまいもは作ってないのでひたすら燃やして処分です。
今日はこの時T村さんがいきなりのご来店だったので中に入ってコーヒーを飲んで一服していたら・・・もう枯れ葉は全部燃えてしまって煙も立っていませんでした・・・写真は煙も映っていないですね〜
よく乾燥した枯れ葉だったので一瞬のうちに燃えてしまったのでしょう(笑)

これでやっと軽トラックが使えるようになりました(笑)
今までガレージの中で積みっぱなしだったのです、そのまま走ったら多分荷台の落ち葉で周にご迷惑をかけてしまいますからね〜。

そして今日は早めの厨房係です。
今日の厨房は・・・実はご予約がたくさん入っていまして大変忙しいのです。
ヒイヒイ言いながら仕事をこなします(笑)

そしてお楽しみの仕事の時間です・・・厨房の片付けも多かったので時間が短めなのが気になります。

330P4のゼッケン灯の問題を片付けなければなりませんね。

まずはリアから再検証です
3個ついているのは確認できます。
そのうち2つは白いゼッケンサークルの外側
もう一つはゼッケンサークルの中で1の文字の下側あたりですね。

こんな感じでしょうか?
この位置で決定して接着します。

左サイドはこんな感じで2個つけています。
多分正しいはず・・・

続きましてリアフードのロックです。
リアフードのロックは全部で4つ付いています、左右のホイールハウスの前側に金属製のレバーのものが1個ずつ。
そしてリアのエキゾーストの出口付近に下の形状のものが左右に1個ずつです。
下側の形状のものは実物はゴム製でしてもう少し厚みもあります、決してこのような板状ではありませんので少し手を加えます。

まず問題なのがエッチングのハーフが残っている事です。
エッチングの場合は表裏から腐食液で金属を溶かしますが少し時間が短いとこの様に中心部分が残ってしまうことがあるのです。
部分的に残った場合は腐食液の撹拌が悪くてこの部分だけ残ってしまう場合もあります。
昔自分でエッチングをしていた頃の経験ではそうなのです。
今は廃液の問題がありますから処理施設のあるところで作ってもらっています。

ヤスリで綺麗に整えてから表面にハンダを盛りまして立体感を演出します。

続きましてゴムの部品を支えるための金具の整形です。
キットではリアカウルを開閉するために先ほどのゴム部品を可動式にしていますが・・・この方法ですと見栄えの割には強度不足で破損の危険性が高まりますのでこれらの金具は固定式に変更します。

リアのエキゾーストの部分に接着しました。
この方が潔いと思うのですが皆さんはいかがでしょう?

続きまして・・・
フロントカウルのインテーク脇にある金属製のステーです。
キットではこの様な形状に曲げなさいと・・・指示されています。
注意して見ていただきたいのは下側の部分です。

実車の写真では・・・
この写真は確かカウンタックを買ったK嶋さんから当店の開店時にいただいた写真のはず・・・
今でもアトリエの壁に展示しています。
古いモノクロ写真ですが・・・今回はこれが大変役に立ちました。

同じ年のルマン24時間レースに出場したカーナンバー24番の画像なのです。
上側には21番には無い棒が出っ張っていますが24番は左前をクラッシュした後なので多分牽引用の部材を取り付けて引っ張り出した後なのではないかと思われます。

でも今回ご覧いただきたいのはソコではありません(笑)
このステーの下側です。
インストでは上も下も同じ様に曲げる様になっていますが・・・
私の目には上側はインスト通り、でも下側はまっすぐの様に見えます。

なので・・・
エッチング板を曲げてゆきますが左右を同じ様に曲げるにはどうすれば良いのか考えます、上側の曲げは2本のステンレス定規を使って曲げています。
定規の厚みをうまく利用して曲げますと・・・綺麗に曲げられますよ。
人間いつも工夫が大切なんですよ(笑)

上下とも曲げて見ました
あ〜この写真では見えにくいかも・・・。
でもきちんと曲がっています!!

そして中程の部分に六角ボルトを埋め込みました。
実車の写真にもありますよね・・・知ってしまったからには省略は無しです。
アドラースネストの六角ボルトのSSを埋め込んでおきました。

そしてホワイトのウレタンサフを塗りまして上にはボディカラーを塗っておきました。
金属部品なので乾燥機で強力乾燥しましょう(笑)

やっと部品が完成しましたよ。
かなり小さいですけどね〜

そしてフロントノーズに取り付けました・・・
良かったのは部品をつけても顔の印象があまり変わらなかったことですね。
この部品は確かメイクアップのアイドロンにも付いていなかったしアネシーのメタルキットにも再現されてなかったのでちょっと不安だったのです。

カウルをボディに戻しますと・・・これでミニカー本体は完成しました。

明日は展示ベースに留める作業が残っています・・・問題は納品ですね。
このミニカーは仙台のお客様ですし宅配便の保険よりも高価なので・・・やっぱり持参させていただく方が良いかと思います。
万が一、壊れたらと思いますと・・・身が縮む思いです。

完全に準備ができたらお客様にご連絡してみましょう。