台風、大雨の被害に遭われた皆さん、心よりお見舞い申し上げます。
泥のかき出しとか、屋根へのブルーシート張りとか、ごみ片付けとか。そんな支援ができればよいのですができないので、千葉県で消費をして微力ながら応援したいという気持ちです。紅葉の時期でもあり、普段走らない県道を行き、行き当たりばったりで地元の食堂で食事をします。
市原市田奴久
市原鶴舞ICで高速を降りて県道171号から81号に入ったところにあったお蕎麦屋さんに入りました。
養老渓谷駅
線路にコスモス
小湊鉄道は台風と大雨の影響により里見、上総中野間で運休しており養老渓谷駅に汽車は来ません。「里山トロッコ」は一見するとSLのようですが「コッペル製蒸気機関車をイメージしたDB4形ディーゼル機関車」とのことです。
足湯
足湯があることはわかっていて訪れたのですが、有料だとは思いませんでした。鉄道利用者は無料とのことなので、利用者を対象としたものなのですね。
営業時間 平日12:00から17:00、土休日 11:00から17:00
鉄道利用の方・養老渓谷駅駐車場利用の方は無料でご利用できます。それ以外の方は、養老渓谷駅で入場券(大人140円、小人70円)を購入後利用下さい。
駐車料金500円を払い、二人で足湯を利用しました。気持ちいいです。このあたりで豊富な天然ガスを利用して沸かしているそうです。そういえば千葉県の天然ガスの話を聞いたことがあるなぁと思って調べて見ました。Wikipediaの「南関東ガス田」の項目から概要を引用します。
千葉県を中心に茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県の地域に及び、鉱床面積は 約4,300 km2、埋蔵量は7,360億m3、可採埋蔵量は 3,685億 m3と推定され、日本国内で確認済みの天然ガス埋蔵量の9割を占める。東京での生産も行われていたが、ガス採掘に伴う地下水汲み上げ(揚水)が地盤沈下を招いたことから採掘は規制され、現在は千葉県の茂原地区を中心とする九十九里浜沿岸部が最大の供給地区。地元では「上(うわ)ガス」「野ガス」と呼ばれている。関東天然瓦斯開発は茂原地区を鉱区として持ち、その埋蔵量は 1,000億 m3 と推定される。
ガスは鹹水(かん水)と呼ばれる地下水に含まれている。鹹水は化石海水が起源とされており、海水に似た成分だが、海水の2,000倍ものヨウ素を含んでいる。これだけ高濃度の濃縮ヨウ素が存在する場所は世界的にも珍しく、日本はチリに次いで世界第2位のヨウ素産出国となっている。なお、I129/I127 比で得られたヨウ素の平均的な年代は4900万年前。海底に堆積した海藻由来ではなく、数千万年かけて海底堆積物中に蓄積されたものが、プレートの沈み込みに伴い堆積物中の水分と共に上総層群中に移動・蓄積したと考えられている。
地下の高い圧力下ではメタンは地下水に溶けているが、大気圧では水にほとんど溶けないことから、地下水の汲み上げを行うとメタンガスが自ら分離して発生することとなる。南関東ガス田は他の水溶性ガス田に比べて鹹水に溶けているメタンガス濃度が99%と非常に高いのが特徴で、単なる化石海水ではなくメタンハイドレートを起源とするなどの説もある。
近隣の多くの自治体が条例などで無許可でのガス利用を禁じているため、個人が勝手に燃料として利用できず、地元の都市ガス会社が精製した天然ガスを各家庭が利用している。ただし、千葉県内を中心に旧家等で条例制定以前から天然ガスを利用している家庭(約300世帯)は例外的にガス利用が認められている場合がある。しかし、近年は工業用採掘の影響などにより産出量が減り、利用を止める家庭が増えている。
粟又の滝
養老渓谷は高校生の時に通うことになった英語塾の旅行で来たことがあり、月崎にある国民宿舎月崎荘に泊まりました。粟又の滝もその時に来ていた気になっていたのですが、実際に来てみると今回が初めて。40年前に訪れたのは養老渓谷の別の場所だったようです。
もっと滑りにくい靴を履いてくるべきだったと思いましたが、紅葉がきれいでなかなかのもの。観光バスなども訪れており、紅葉の時期には訪れるだけの価値がある場所だと思います。駐車料金500円といわれて「たっけえなぇ」と思いましたが、復興応援の旅であることを思い出し、笑顔で観光してきました。
県道178号、177号、82号、177号を通過し興津からこの日の宿泊地勝浦へ国道128号で向かいました。
密漁船
ホンビノスガイ
ホンビノスガイとイカの一夜干し
翌朝、前日とは打って変わった寒さで風も強い。そんな中朝市会場まで散歩しましたが、朝市は早々に終了しておりただの散歩に。
昼食は北へ向かい、九十九里白子町の密漁船へ。「名物 焼きはまぐり」と書いてありますが、ほとんどの人ホンビノスガイを食べるようです。連れて行ってくれたMさん曰く、「ホンビノスガイとはまぐりを食べ比べたけどホンビノスガイでいいという結論に達した」とのこと。自分で焼いて食べて自分で片付けて。作法は厳しいけどおいしくてリーズナブルなお店でした。連れて行ってくれたMさんも40年前の養老渓谷旅行に一緒に行っています。
密漁船があるのは大網白里市なのですが、南隣りの長生郡白子町はテニス合宿で訪れたことがあります。その頃写真関係の会社に勤めていました。白子町の温泉はヨウ素、臭素、塩素を含んだ海水のような温泉です。先ほど引用したWikipediaの記事で海水に似た成分だが、海水の2,000倍ものヨウ素を含んでいる。とあり、白子の温泉が南関東ガス田と関連があるのだと気づきました。ヨウ素、臭素、塩素は元素周期表で縦に並んでいるハロゲンと呼ばれる元素で、写真を生業としているものにとってはなじみが深いのです。ハロゲンと銀が結合したハロゲン化銀は光に当たると反応し、写真フィルムに利用されます。デジタル写真と区別するためフィルムを使った写真を「銀塩写真」といったりしますが、銀と塩素を用いた写真という意味になります。塩素だけではなく臭素やヨウ素も組み合わされた使用されます。
蒸しアワビ
夕食では大きなアワビをごちそうになりました。おいしかったぁ~!
七里川温泉
三日目の朝Mさんと別れ、初日の養老川とは違う小櫃川沿いを紅葉を眺めながら走りました。国道128号を東へ向かうと浜行川の先で鴨川市に入ります。浜行川までは勝浦市で勝浦市と鴨川市が隣接しているのですが、平成の大合併で鴨川市と天津小湊町が合併した結果です。安房天津から県道81号を小櫃川沿いに北上すると見事な紅葉を見ることが出来ました。残念ながら雨模様で停まって写真を撮ることはありませんでしたが、今度は晴れの日に訪れたい。ただし相当な山道であることは覚悟しなくてはなりません。
七里川温泉で千葉県ではめずらしい硫黄泉につかり、国道465号、国道410号を走行し、久留里で銘水そば小春食堂で昼食をとり、JAきみつ味楽囲おびつ店で買い物をして帰って来ました。
ウォーキングの下見にはならないけれど、千葉の魅力を再発見できた二泊三日の旅となりました。
すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
すこやか歩こう会活動スケジュール
泥のかき出しとか、屋根へのブルーシート張りとか、ごみ片付けとか。そんな支援ができればよいのですができないので、千葉県で消費をして微力ながら応援したいという気持ちです。紅葉の時期でもあり、普段走らない県道を行き、行き当たりばったりで地元の食堂で食事をします。
市原市田奴久
市原鶴舞ICで高速を降りて県道171号から81号に入ったところにあったお蕎麦屋さんに入りました。
養老渓谷駅
線路にコスモス
小湊鉄道は台風と大雨の影響により里見、上総中野間で運休しており養老渓谷駅に汽車は来ません。「里山トロッコ」は一見するとSLのようですが「コッペル製蒸気機関車をイメージしたDB4形ディーゼル機関車」とのことです。
足湯
足湯があることはわかっていて訪れたのですが、有料だとは思いませんでした。鉄道利用者は無料とのことなので、利用者を対象としたものなのですね。
営業時間 平日12:00から17:00、土休日 11:00から17:00
鉄道利用の方・養老渓谷駅駐車場利用の方は無料でご利用できます。それ以外の方は、養老渓谷駅で入場券(大人140円、小人70円)を購入後利用下さい。
駐車料金500円を払い、二人で足湯を利用しました。気持ちいいです。このあたりで豊富な天然ガスを利用して沸かしているそうです。そういえば千葉県の天然ガスの話を聞いたことがあるなぁと思って調べて見ました。Wikipediaの「南関東ガス田」の項目から概要を引用します。
千葉県を中心に茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県の地域に及び、鉱床面積は 約4,300 km2、埋蔵量は7,360億m3、可採埋蔵量は 3,685億 m3と推定され、日本国内で確認済みの天然ガス埋蔵量の9割を占める。東京での生産も行われていたが、ガス採掘に伴う地下水汲み上げ(揚水)が地盤沈下を招いたことから採掘は規制され、現在は千葉県の茂原地区を中心とする九十九里浜沿岸部が最大の供給地区。地元では「上(うわ)ガス」「野ガス」と呼ばれている。関東天然瓦斯開発は茂原地区を鉱区として持ち、その埋蔵量は 1,000億 m3 と推定される。
ガスは鹹水(かん水)と呼ばれる地下水に含まれている。鹹水は化石海水が起源とされており、海水に似た成分だが、海水の2,000倍ものヨウ素を含んでいる。これだけ高濃度の濃縮ヨウ素が存在する場所は世界的にも珍しく、日本はチリに次いで世界第2位のヨウ素産出国となっている。なお、I129/I127 比で得られたヨウ素の平均的な年代は4900万年前。海底に堆積した海藻由来ではなく、数千万年かけて海底堆積物中に蓄積されたものが、プレートの沈み込みに伴い堆積物中の水分と共に上総層群中に移動・蓄積したと考えられている。
地下の高い圧力下ではメタンは地下水に溶けているが、大気圧では水にほとんど溶けないことから、地下水の汲み上げを行うとメタンガスが自ら分離して発生することとなる。南関東ガス田は他の水溶性ガス田に比べて鹹水に溶けているメタンガス濃度が99%と非常に高いのが特徴で、単なる化石海水ではなくメタンハイドレートを起源とするなどの説もある。
近隣の多くの自治体が条例などで無許可でのガス利用を禁じているため、個人が勝手に燃料として利用できず、地元の都市ガス会社が精製した天然ガスを各家庭が利用している。ただし、千葉県内を中心に旧家等で条例制定以前から天然ガスを利用している家庭(約300世帯)は例外的にガス利用が認められている場合がある。しかし、近年は工業用採掘の影響などにより産出量が減り、利用を止める家庭が増えている。
粟又の滝
養老渓谷は高校生の時に通うことになった英語塾の旅行で来たことがあり、月崎にある国民宿舎月崎荘に泊まりました。粟又の滝もその時に来ていた気になっていたのですが、実際に来てみると今回が初めて。40年前に訪れたのは養老渓谷の別の場所だったようです。
もっと滑りにくい靴を履いてくるべきだったと思いましたが、紅葉がきれいでなかなかのもの。観光バスなども訪れており、紅葉の時期には訪れるだけの価値がある場所だと思います。駐車料金500円といわれて「たっけえなぇ」と思いましたが、復興応援の旅であることを思い出し、笑顔で観光してきました。
県道178号、177号、82号、177号を通過し興津からこの日の宿泊地勝浦へ国道128号で向かいました。
密漁船
ホンビノスガイ
ホンビノスガイとイカの一夜干し
翌朝、前日とは打って変わった寒さで風も強い。そんな中朝市会場まで散歩しましたが、朝市は早々に終了しておりただの散歩に。
昼食は北へ向かい、九十九里白子町の密漁船へ。「名物 焼きはまぐり」と書いてありますが、ほとんどの人ホンビノスガイを食べるようです。連れて行ってくれたMさん曰く、「ホンビノスガイとはまぐりを食べ比べたけどホンビノスガイでいいという結論に達した」とのこと。自分で焼いて食べて自分で片付けて。作法は厳しいけどおいしくてリーズナブルなお店でした。連れて行ってくれたMさんも40年前の養老渓谷旅行に一緒に行っています。
密漁船があるのは大網白里市なのですが、南隣りの長生郡白子町はテニス合宿で訪れたことがあります。その頃写真関係の会社に勤めていました。白子町の温泉はヨウ素、臭素、塩素を含んだ海水のような温泉です。先ほど引用したWikipediaの記事で海水に似た成分だが、海水の2,000倍ものヨウ素を含んでいる。とあり、白子の温泉が南関東ガス田と関連があるのだと気づきました。ヨウ素、臭素、塩素は元素周期表で縦に並んでいるハロゲンと呼ばれる元素で、写真を生業としているものにとってはなじみが深いのです。ハロゲンと銀が結合したハロゲン化銀は光に当たると反応し、写真フィルムに利用されます。デジタル写真と区別するためフィルムを使った写真を「銀塩写真」といったりしますが、銀と塩素を用いた写真という意味になります。塩素だけではなく臭素やヨウ素も組み合わされた使用されます。
蒸しアワビ
夕食では大きなアワビをごちそうになりました。おいしかったぁ~!
七里川温泉
三日目の朝Mさんと別れ、初日の養老川とは違う小櫃川沿いを紅葉を眺めながら走りました。国道128号を東へ向かうと浜行川の先で鴨川市に入ります。浜行川までは勝浦市で勝浦市と鴨川市が隣接しているのですが、平成の大合併で鴨川市と天津小湊町が合併した結果です。安房天津から県道81号を小櫃川沿いに北上すると見事な紅葉を見ることが出来ました。残念ながら雨模様で停まって写真を撮ることはありませんでしたが、今度は晴れの日に訪れたい。ただし相当な山道であることは覚悟しなくてはなりません。
七里川温泉で千葉県ではめずらしい硫黄泉につかり、国道465号、国道410号を走行し、久留里で銘水そば小春食堂で昼食をとり、JAきみつ味楽囲おびつ店で買い物をして帰って来ました。
ウォーキングの下見にはならないけれど、千葉の魅力を再発見できた二泊三日の旅となりました。
すこやか歩こう会ではひきつづき会員を募集しています。目黒区在住以外の方も歓迎いたします。
まずは一緒に歩けるか、試しに一度参加してください。
sukoyaka[アットマーク]v08.itscom.net([アットマーク]は@へ変換してください)宛にメールをいただければ、直近の活動予定をお知らせいたします。
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