震災以降、再び脚光を浴びた形のこの言葉。
何年か前にも、「想定の範囲内」「想定外」の言葉は、ある買収劇で用いられ話題となりました。その時は、どちらかと言うと、戦略として、相手の動きを読んでいたかどうかについて、正直な気持ち、あるいは虚栄心から活用されていたと感じました。
今回の場合、私の頭に浮かんだのは「免罪符」という言葉でした。
「想定外」なのだから、「仕方がない。」あるいは、「最初から対象外である。」
それゆえに、責任は無いというような論理です。
しかし、「想定」していなかったことを認めているのが不思議に感じます。
「想定」すべきことを果たしていなかったと、罪を告白しているようにも聞こえるのです。
皆さんは、この言葉についてどう感じられますか?
昨年の駿台国際生たちが、この言葉について激論している姿が目に浮かびます。
それは、ここ、駿台では珍しくない光景です。
そして、想像してみます。
A君は、きっと、こういうだろう・・・
B君は、こういうふうに反論するだろうな・・・
いや、意外と意見は逆かな・・・
今年の学生の皆さんの意見は果たしてどうでしょうか。
開講まであと一月あまり。皆さんにお会いできるのが待ち遠しいです。(Nas)