10/1に復元工事を終え、竣工当時の姿を見せることとなった東京駅丸の内駅舎。
それに先立ち、昨日、今日と3D映像を駅舎に投影する映像ショー「TOKYO STATION VISION」が行われました。しかしながら、ネットの動画での鑑賞であったため、その迫力を堪能することが出来なかったのは少し残念でした。
ところで、その舞台の東京駅は、近代建築において著名な辰野金吾博士の作品として知られています。戦災などによって姿を変えてしまっていた建物がかつての荘厳さを取り戻したようです。
その東京駅の近くでは、近年、辰野博士の恩師・コンドル氏の設計による三菱一号館が復元され、中央郵便局舎も外観が保持されました。東京駅周辺は、再開発が進んで、様々な高層建築物が登場していますが、装飾を施した重厚な歴史的建築の造形美が街中に遺されることは素晴らしいことだと思います。
戦災で多くの建物を失った東京だからこそ、ヨーロッパのように歴史を感じさせる建造物がもっと復元されればうれしいなと感じています。
(Nas)