たくさん学ぶということ・・・。それは単に知識を詰め込むことではなく、問題を発見し解決しうるようになる、そのための考える力を身につけることであると言えます。しかし、それはまた、知識の詰め込みを否定するものではありません。むしろ、考えて、解決するための知識というパーツは多ければ多いほどよいのです。
しかし、知識を蓄えないことを正当化したり、効率主義を掲げて、たくさん学ぶということから逃げている姿を目にすることがあります。受験を考えた場合、(なるべく手間をかけないで)効率よく受かることが目的化している人も目にします。しかし、学ぶことの目的は、受かるためだけのものではないはずです。むしろ、学ぶことに意義を感じて「受験」が必要となるのであり、そうであれば、学問に王道を求めるような学び方は否定されることだと思います。
そして、我武者羅にたくさんの読書、勉強をこなした者こそが、受験においても、大きな結果を残している傾向を考えると、たくさん学ぶということこそ、入試においてもっとも効率の良い学び方だと言えるのではないでしょうか。
(Nas)