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問いに答えるということ(入試直前期です、気をつけましょう)

2022年10月27日 | 【海外校 東南アジア地区】
こんにちは。駿台マニラ校です。

 「読解文をどれくらい理解しているか」ということと「点が取れるか」ということは、基本的には繋がっていますが、必ずしも繋がっているとは言えません。
 なんで、こんなナゾナゾのようなことを言うのか、というと、国語で記述の解答を採点する際

「あー、問題文はちゃんと理解しているんだろうな」

と思いつつ、バツをつけざるをえない答案が多いからです。

問いにきちんと答えないと、点を上げたくても上げられません。具体例を見てみましょう。

問:(当番の教室掃除をさぼる鈴木君に)「やるべきことをやらせよう」とありますが、ここでの〈やるべきことをやらせる〉とはどのようなことか、述べなさい。

答1:教室の掃除をさせること。
答2:鈴木君に掃除をさせること。
答3:鈴木君に掃除をやってと説得すること。

どの答えが良いでしょう、と聞くのは、少し意地悪ですね。どれも〇は上げられません。

答1は、「鈴木君」が出てきません。
答2は、「教室の」掃除なので、具体性に欠けます。
答3は、グッとまとめると「説得すること」になります。正しい答えは、縮めると「掃除をやらせること」になるはずなので、○はつけられません。

答4:鈴木君に教室の掃除をさせること。

これが正解です。答1から3を書いた生徒も、内容は分かっていると思います。でも、○はもらえません。

問いにきちんと答えること、は簡単そうで、そう簡単でもありません。
意識して、頑張っていきましょう!

駿台マニラ校 T.M

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