こんにちは、駿台ミャンマー校です。
ミャンマーやタイなどを語るうえで欠かせない行事に水かけ祭りがございます。4月中旬に一週間くらい連休が続き、現地では互いに水をかけあいながら過ごす祭りですが、この時期は長期の休みになるため日本人の多くは一時帰国をして日本で過ごします。ミャンマーでは実際どのような様子なのでしょうか、意外とその様子を知らない人も多いかと思います。
2018年当時ですが、私は帰国しなかったためこの行事を垣間見ることが出来ました。連休が始まると、街中に音楽が鳴り響き、スタジアムや広場にはステージが建てられ、ライブが行われていました。現地の新年にあたる日が最も華やかで、街中の車に紛れ、荷台に人が沢山乗っているトラックが走るようになり、街の至る所でバケツやホースを持った子供や若者が待ち構え、前を通るトラックや車、歩行者に水をかけるといった感じです。このトラックはレンタルできるようで、当日はどこも予約の空きは無いようでした。町全体が大きな力にあふれているような感じで、この雰囲気は好きな人には楽しいかもしれません(私は好きかも)。知らない人でも普通に水を掛け合う光景は最初こそ驚きはありましたが、そのうち気にならなくなり、掛けられてもなんとも思わなくなってきます。水の温度が温かい場合はまだいいのですが、氷のように冷たい時もあり、小学校の頃プールに入る前のシャワーを思い出させるような冷たさと水圧でした。きれいではないので目に入らないように気をつけないといけませんが、この爽快感はなかなかのものです。
あれから時がたち、2021年にクーデターが起きてからは国民が現軍事政権に反対する意味を込めて、軍が主催する祭りに参加しない様子やボイコットする姿勢も見られます。たった数年で情勢が大きく変わる国ですが、当時の水かけ祭りが戻る事を願っています。
駿台ミャンマー校 T.Y