駿台ミュンヘン校の講師のT・Sです。
「私は文系に進むから、もう物理、化学はやりたくない。物理や化学を学ぶ意味はあるのでしょうか。」
「私は理系に進むから、古典、地歴、公民の学習には力を入れたくない。古典を学んで何の役にたつのでしょうか。」
このような言葉を時々聞きます。
こんな時にどのような言葉をかけてあげれば良いのでしょうか。
まず、社会に出て働く際に、興味があることや得意なことだけに取り組めることは本当にまれなことであると伝えてみます。興味がないことや苦手なことに全力で取り組むなかで周囲から認められ、興味があることや得意なことに取り組める機会が徐々に増えていくことも伝えます。実体験を交えてこの点を説明すると子供の心に響くときがあります。
次に、学んでいることが役に立つかどうかは誰にもわからないということを伝えるようにしています。「役に立つのですか。」という消極的な思考ではなく、何事に対しても「どのように活用するか」という意識で取り組むことが大切だと繰り返し説明しています。日々興味のない教科に取り組むことによって、少なくとも興味のないことに対しても努力できる能力を養成できているという点においては成長できているよねと励ますようにもしています。
駿台ミュンヘン校では教科の内容を教えるだけではなく、子どものモチベーションを高めるために様々な工夫をしています。駿台ミュンヘン校の授業内容やカリキュラムについては以下のURLよりお問い合わせいただけます。
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駿台ミュンヘン校 T・S