文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日曜日の夜に連続して…。

2010年10月03日 23時02分13秒 | 日記
日曜日の夜に連続して素晴らしい映画を観た。

午後8時からWOWOWで「ココ・アヴァン・シャネル」を…題名だけで分ってしまうような気がして観ないで来たのだが。

これほど素晴らしい「映画の中の映画」だとは思いもしなかった。
映画は、演劇、詩、小説、音楽、絵画、彫刻、ファッション等、全ての芸術が融合されたもので、本来は、素晴らしい物になって、当然のものだが。

日本なら…あまたのインチキ野郎や御殿女優たちやへぼ監督…米国なら、やたらなCG嗜好で、観ても観なくても何の事も無い映画の方が多いのも事実…こんな映画に何十億円、何百億円使うのなら、困っている人たちを助ける方が、余程良いと思うような映画も無数に在る訳だが。

しかし、この映画は違った…こんなに凄い映画だったとは…ここに在るものが本当の芸術で、日本の大馬鹿野郎たちが作っているものは、ただの紙芝居。

映画が終わった時に芥川が思った事は…この映画は絶対にハリウッドじゃないぞ…フランス映画のはずだ…。

「ココ・アヴァン・シャネル」2009年 フランス。
監督 アンヌ・フォンテーヌ 主演 オドレイ・トトゥ

この女性監督はただものではないし、「アメリ」のオドレイ・トトゥが、こんなに凄い女優だとは思いもしなかった。

アンヌ・フォンテーヌ…父親が音楽学者・オルガニストで、子供のころはリスボンで過ごす。パリに移ってからダンスをはじめ、1980年代から舞台やテレビに出演。そのうち、舞台監督のアシスタントも務め、1993年に初監督作品を完成させる。1995年には弟のジャン=クレティアン・シベルタン=ブラン主演のコメディ『おとぼけオーギュスタン』で高い評価を得る。1997年の『ドライ・クリーニング』でヴェネツィア国際映画祭脚本賞を受賞。

2009年にはココ・シャネルの伝記映画『ココ・アヴァン・シャネル』を手掛けた。(ウィキペディア)

もう30年になるだろう…毎日、毎日、山ほどの、好い加減で、下種でありながら、正義漢の様な顔をして、一人の人間を断罪したりしながら…虚偽と低能を振りまいて来た…今日でもそうだ…週末恒例の温泉で、湯あがりにビールを飲んでいた店の大画面TVに、「狡猾」も読めない、スポーツ選手達全員の絵が流れてた…こんな無様を、何のために流し続ける必要が有るのだろうか…ろくな子供が育たないだろうし…狡猾も読めなくて、狡猾な権力や国に相渡れる訳がないのは無論…。

「白い婚礼」や、この映画の様な感性は、本来、日本人も持っていたものなのだが「テレビの20年」は間違いなく、ズタズタにしたはずだ…それ以上の巨悪はないと僕は断じても良い。


































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「巨悪」について。

2010年10月03日 19時22分59秒 | 日記

大新聞の論説委員やコラムニストたちは、相変わらず、自分達は常に無実で、自分達だけが真っ白い手をしている如くに、巨悪という言葉を使う…今朝も。

僕は、巨悪とは、古今東西、権力と報道が一緒に成って、人民に災難をもたらすものだと思っている…その最たるものが戦争なのは無論。

20年以上も、痴呆テレビを続けているテレビ局も、国民の資質や能力を駄目にし続けて来たという意味で、本当の巨悪だと僕は思う。

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今朝のジャック・ウエルチと「芥川の提言」。

2010年10月03日 10時11分26秒 | 日記
 おはようございます。今朝の日経新聞7面に 

世界を語る 新興国台頭 変わる企業競争 経営革新の精神 

今こそ 創造称賛の文化へ 政府、企業家に自由を
と題してGE前会長ジャック・ウェルチ氏のインタビュー記事が載っています。

以下の、僕の「芥川の提言」からの抜粋と併記します。

只一つ、産業大国、技術大国ジャパンを支えてきた技術者、発明者の流失を食い止める為の施策は別に。…以下の様にして。
代表すればTVCMに別嬪女優やタレントを起用するのを即刻止める…様々な発明、様々な技術の革新を成し遂げた技術者の仕事振りを紹介し…この研究のこの部分には我が社の、かくかくの製品が役立っています…この製品の心臓部である此処の発明、或いはこの技術革新を為したのは彼ですと紹介、或いは、彼もまた我が社の宝です…と広告し、CM出演料として、今、しょうもない者たちに与えている、莫大な、お金を彼らに与える。

(「芥川の提言」から 抜粋)

―しかし、先進国の技術優位が続くとは限りませんー  
「イノベーションの創造に報いなければならない。報酬制度はもちろん、『彼らがヒーローなのだ』と称賛する企業文化を生み出さなくてはならない。もっと機会を与え、社員を奮い立たせることが、今の経営者の大切な仕事だ」  「個々の現役CEOについて評価したくないが、一人だけ触れたい。米アップルのスティーブージョブズ氏だ。革新的な製品をつくり、成長し続けている。彼自身はたぐいまれな人物だが、革新的な人材は育てることができる。チャンスに恵まれず、『ジョブズ氏』になれていない人材を掘り起こすことだ」(ジャック・ウエルチ。)

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