文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

テレビ局が、この20年超、犯し続けて来た罪は、彼らには想像もつかないほど大きい。

2010年10月22日 16時46分47秒 | 日記

Ipodタッチを持って、散歩に出た…Arcade Fireの曲を聴きながら、歩こうかと…最新アルバムを♪Sprawl II♪から聴きだし、胸ポケットに入れた瞬間に、落下のショックで曲が変わった…まるで素晴らしいジャズの様な深い響きのイントロが流れて来た…歌も素晴らしい…誰だろうと思って見たら…Death Cab for Cutieだった…次に流れて来た曲も、とても素晴らしいもの…調べて見たらFlaming Lips…ビルの緑地に腰掛けて聴いていた…また、さらに素晴らしい曲が…調べて見たら、これら素晴らしいバンド達の中でも、芥川が、とても心ひかれているバンド…Broken Social Sceneの、とても良い曲♪Lover’s Spit

 

僕は、思った…日本のテレビ局の罪は、とてつもなく重い。と

 

国の本当の力とは、経済力や軍事力にあるのではなく、芸術の力=真の知性…特に、音楽、映画の力にあるからだ…それが米国の力の神髄だとは、何度も書いた通り…ソフトパワー、それが最終的な勝利者を決めるのだから。

 

天と地ほどの差がある、お稚児さんグループ…スマップや嵐や…グレイ等にしたって、そう大差がある訳ではないが…を、この20年、チヤホヤしてきた日本のテレビ局…一番罪が深いフジテレビが、一番高給取りであることが、私たちの国の…悲惨だった…非劇的だった「日本の失われた20年」を象徴しているのです。

 

この罪は、海よりも深く、山の頂きに唾をし続けたに等しい…ほど、深く、取り返しのつかないものだった。

 

そのことを事実として、僕の読者の皆さま方には、この週末に指し示します…どんなに大きな損失、どんなに大きな喪失だったかは、皆さま方なら、瞬時に気がつくはず…嗚呼!芥川が、20年前に、書き出せていたら良かったのだが。

 

けれども…。

芥川が書きだしたと言うことは、後、170年の間に、それを取り返すということ。

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商業主義とはなにか。

2010年10月22日 11時35分57秒 | 日記

僕は、かつて…猛烈に仕事をしていた時分…東京の電通にいた親友が「芥川さん、単店舗としては日本一じゃないか」と言った程の…朝の3時まで仕事をした事も一再ならず。

 

絶対に東南アジアには行かない事を信条としていた…何故?例えば、当時、親しくしていた、お金持ちの御曹司が…屈託のない良い男でした…言った…「芥川さん、韓国は良いよ。穴が6つ空いた衝立の向こうに女の子を6人並べて云々。

 

大手旅行代理店の一角が、そういう観光旅行に加担していたとして社会問題に成ったこともあった…当時の日本の一万円は東南アジアでは大金だったのです。

 

ゴルフリゾートを作ろうとして…既述した様に、初めてタイに…東南アジアに向かった。

 

後年、一度は行って見るべきかな、と、パタヤ・ビーチに行った…ここはどの様な場所かと言うと…いまだに階級社会である欧州の…特にドイツあたりの…労働者階級に属している男たちが…もてないタイプが殆どだ…タイでは自分たちのお金は大金…日本なら高校生か中学生かもしれない若く可愛い女の子たちを、自分が滞在している間中、妻の様にして侍らせて観光旅行している場所なのである。

 

かつて、ル・クレジオは、白人が作った悪しき商業主義と断じた。

 

日本のテレビ局がやっていることは、この商業主義と何ら変わりない代物なのだ。と、芥川は、愛する読者の方々に教えて上げる。

 

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あなたに問う。

2010年10月22日 10時28分32秒 | 日記

 昨夜遅く、NHK・HIでクール・ジャパンを観た…今、テレビが流す、数少ない、テレビがやるべき番組、それこそがテレビのやるべき事…昨夜の内容は、日本の学校は“クール”だというものだった…銀座に在る中学校、どこかの農業高校、どこかの高校の文化祭…この三つを日本に留学したりして住んでいる各国の若者がリポーターとして取材し、各国の実態と比較して“クール”かどうかを決める、という番組。その他の題材も然り。

 

最初に言いましょう…今の日本の、特に民放テレビ局に居る人間達は、もはや犯罪者であることを。

 

己の高給、己の生活、己の人生、己の毎日の優雅さや、己の安泰だけの中にいて…史上最悪の番組を5局も揃って24時間、20年超垂れ流し…本来は、勤勉で世界でもまれな位、優秀だった日本人を、取り返しがつかないほどスポイルし…大馬鹿国民にして「失われた20年」を作り、国に、上下900兆円もの損失を与えた犯罪の張本人として全員、地獄の釜ゆで、第1級であることを。

 

一体、どこの誰が…どこの馬鹿が、今の様な阿呆な番組作りを始めたのか…常にそうだったように、真似るべきではない部分のアメリカ…資本主義の権化として商業主義に走り…「ダイハード」の終わりに、奥さんからパンチを食らうキャスターの様な有り様…を真似たのか。

 

昔は隠れて精神年齢13歳の層に照準を合わせていた…今は、堂々と為している…この信じ難い低能を、いつ、どこの阿呆が始めたのかは、あなたたちは検証すべきだ…速やかに。

 

先日、くりきんとんのTさんが、結構話題に成っている本を買ったと言って持って来た…見て吃驚した…スカスカなんてもんじゃない…なんじゃ、こりゃ、という代物だったからだ…僕なら5分で読めてしまう…1,500円前後だって。

 

思わず、馬鹿じゃないの、と言ってしまったが。

 

テレビがやっている事は、これの上を行っているのだから、もはや許し難い事なのだ…冒頭の番組なら、どんどん続いて行くこと…それが至極当然のこと…を、ブツ・ブツ切って、ひな壇に並べた、下らないと言う以前に、阿呆なタレントたちの顔を、一々、アップにして、挙げ句に、テロップを流す。

 

何と言う事も無い事を延々引っ張り、直ぐにCM…CMが終わったら、この、どうでも良い代物を、更に、数秒間、巻き戻して放映する。

 

一体、どこの誰が、どこの阿呆が、こんな番組作りを始めたのか…もはや筆舌に尽くし難いほど酷いテレビ局だが…僕の同級生の中にも、一人や二人は、中枢に居るはずだと思う…教えてくれないか。

 

一体、いつから、こんな番組作りを始めたのかを。

 

こんな番組を20年作り続けたテレビ局に居て…日本最高給を取り、休日のたびに、世界の名だたるリゾートに行っている様な連中が、今、はやりの作家たちを、一番読んでいる層…中核層なのだろうと僕は思う。

 

 

この国に今でも在る本質的な問題を糾さずして、どんな芸術も有り得ないと僕は思っているからだ。

 

そこに在るものは、ただ、エゴイズムだけであると、言っても良いのだ。しょうもない、かっこつけの探偵ものを翻訳してきたことが重要な基盤で在った様な人間が、蜃気楼の中に居るのは当然なのだ。

 

己の幸福だけを考えている人間は、世界中に、いつでもゴマンと居る訳で、そのような人間達が、ゴマンと読んだからと言って、ノーベル賞に値するとは、僕は思わない。

 

もし、彼が、そうでないならば、日本の国が、今、こんな有り様で在る訳が無いからだ。今の日本を作っているのは、彼の読者たちなのだから…偽善と欺瞞と阿呆に満ち満ちた日本だ。

 

本当に当たり前のことすら…余程の阿呆でもない限り…ありありと見えている事実を、皆で、見えないものだとしている日本の大新聞やテレビ。

 

彼らは、これら裸の王様を作って来ただけなのだ…そこに在る本質的な病を糾す事をせず、己の安泰、己の安穏…そういう生き方を選択したからだ。

 

僕は、僕の言葉は、2000年先にも生きていることを確信しているが、彼らの言葉は、彼らが生きている今…それに相応しい、見せかけの蜃気楼の豊かさの中で着飾り、世界を富裕層として飛び回って…世界を知ったと、知っていると勘違いして生きている、今だけの読者たちに相応しいのだろう。


だから、僕は、彼らを芸術家などとはみていないのだ。
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