NHKは、こういう番組を作らせると本当に良いなぁ…僕は、この番組を、時々観るんだけど、何故か、今日は、特に良かった…丸の内が元は海だった…。
復元された三菱一号館等が立ち並んでいた当時の西洋建築は…言って見れば…今夕の西洋レディと…同じものだったのではないかと思った。
東京駅のレンガが特上の物で、タイルの様な質感であり、その目地を施工出来る職人は殆ど居ない様な精巧な作りだった、とか…高架やビルの基礎杭も100年持つような極めて丁寧・頑丈な造りであること等々…それが後々の技術立国日本の土台だったのでは…同感。
僕は、テレビは、こういう番組を一杯作るべきなのであって、この20年の様な痴呆番組を、各局揃って、山ほど作り続けるなんて事は、もっての他なのだと思う。
短時間で終わる様な、例えば、クイズ番組等や、小学生や中学生レベルの教育番組の様なものを、多数のタレントを使って、延々、流し、へちまな芸人が、得意げに取り仕切るなんてのは、国民の知性を増進させたりする事には全くならないと、芥川は思うのだ。
子供も馬鹿にするようなレベルでやることは、子供のためにも良くない。
子供は、子供に迎合した様なものでは無く、子供には全部は分らないけれど、日本が生んだ最高の知性が、何事か話したり、語る事の中から、謙虚に学ぶ心が育まれ、学問に向かおうとする心が触発されるのだと僕は思う。
今、日本のテレビがやっていることは、こまっしゃくれて、生意気な、大人をバカにしたり、なめきったりするような子供や若者しか産み出さないし…結局は、彼ら自身が、社会の落後者にしか成らない様に、スポイルしているだけだと思う。
子供だって、大人に迎合して欲しいなんて、本当は思っていない…本物の立派さであって欲しいと思っていることが…一番、分っていないのが、日本のテレビ局だと僕は思う。