一方向に向かせるなら…かつて、どの国も為したことのない前代未聞の事をなし…我らが世界に誇る技術、知性の集合体としての大企業群の株を、個人資産で買い取り、全員で、国民のために=自分のために、働くという方向を向かせること以上の策はないと、芥川は確信している。
何のためか…「文明のターンテーブル」が廻った国としての責任を果たし、世界を、安定的なものとしてリードするために栄え…来世紀に、ブラジルなのか、或いは、中国が奇跡を起こして、日本に匹敵する民主主義の国家に成れるのか?
今から100年は必要だと知っている智の国…インドなのか。
このテーブルを、次に渡すまで、国民全員が頑張るためには、それしかないと芥川は確信しているのだ。
嗚呼! そのDNAを持った人間が、我が国の首相だったら、芥川の言葉は、必ず届いただろう、と、僕は、思いながら、ここ暫くは過ごすしかないが。
株価が低迷し続けて、本当の元気が出て来る資本主義はないのだから、読者の方々よ、風邪を引かぬよう、気をつけて頑張ろう…もう暫くの辛抱だ…この20年の後の…辛抱だから、堪らないものがあるが。
20世紀型資本主義の蹉跌が露に成って、世界中が辛抱している時…かつての日本の様に…新興国が明るい光を放っているのは、紛れもない事実だが、
僕は、大きな光を放って、輝くべきなのは日本なのだと確信している。
そのためには、僕の本が必要なのだと言う思いも、日に日に、強くなってくる。
世界が、その通りだと納得する日本として、立ち現れるために、必要なことが書けるのは、芥川賢治しかいないからだ…それが僕の役割だったからだ。
©芥川賢治