文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

昨日の朝日「天声人語」

2010年11月10日 18時12分21秒 | 日記

「ペンは剣よりも強し」は英国の戯曲の名せりふだが、これには「偉大な指導者のもとでは」と前置きが入る。「パロット(投票用紙)はブレッド(弾丸)より強し」とは米国の16代大統領リンカーンが言った。これにもやはり「自由で公正な選挙のもとでは」と前置きが必要だろう▼その自由と公正からほど遠い選挙である。軍事政権の独裁が続くミャンマー(ビルマ)で20年ぶりの総選挙があった。その実態は、国際社会に胸を張れるとはとても言えない。言うなれば茶番である▼定数の4分の1がそもそも「軍人枠」なのだという。さらに、軍服を脱いだ候補が多数出馬する一方、供託金をつり上げて野党の立候補を難しくした。軍政に抵抗する少数民族の地域では選挙は中止になった。民主化運動の指導者スー・チーさんも排除されている▼あの手この手で勝利をし、「民主化」と「正統性」を宣伝する筋書きらしい。だが外国の選挙監視団を拒否していて、開票の公正も覚束ない。これでは投票用紙が紙くずになりかねない▼20世紀は民主主義の世紀と言われる。だが21世紀になってなお、剣がペンを圧し、民衆が投票を「力」にできない国は残る。資源やインド洋への展開を視野に、ミャンマー政権を支える中国もそうだ。言論の自由は限られ、国政選挙はそもそもない▼似たもの同士の蜜月だろうか。いまや中国はミャンマー民主化の大きな壁とも言われている。またぞろの感ばかりが強い。「民衆は疲弊し、国が壊れ始めている」。本紙特派員の報告に胸がふさぐ。

 


正論ですめば苦労はいらぬ…本日の若宮 啓文さんのコラム(朝日新聞コラムニスト)

2010年11月10日 18時08分01秒 | 日記

北方領土の軍備を増強するソ連が色丹島にも軍を駐留させたと聞いて、朝日新聞の小型ジェット機で北上したのは1979年9月のことだった。

 

いよいよ色丹島に近づいて南の上空から目をこらすと、北の沿岸部で糸のような筋が数本光っている。あれはテントの列ではないか。確かめようと旋回して高度を下げ始めた時、根室の自衛隊から警告がきた。「ソ連の戦闘機が近づいている」


 

肉眼では見えなかったが、操縦席のレーダーもソ連機をとらえた。向こうの主張する領空には入っていないのだが、こうなれば逃げるしかない。おかけで同行のカメラマンは特ダネ写真を撮り損なった。

 

米ソ冷戦が厳しかった時代の秘話だが、こんなことを思い出したのは外でもない、ロシアのメドページェフ大統領が国後島を視察に訪れたからである。

 

折しも日中の間には尖閣諸島で事件が起きていた。そこにロシアの参入。しかも中ロの首脳は9月末に「第2次大戦終結65年記念」の共同声明を出す蜜月ぶりを見せたとあって、日本としても気になるところだ。

 

あたかも挟み撃ちにあった形だが、かつて毛沢東主席が北方領土の返還要求に「原則的に賛成だ」と語ったのを中国首脳はご存じか。64年7月、社会党の訪中視察団(佐々木更三団長)と会った際のことである。

 

毛発言について「千島列島全体が日本の領土だと言った。だからソ連が怒った」と回想したのは、72年9月に北京で田中角栄首相と会談した周恩来首相。

 

「四つの島を取り返すのは大変だ」 「日本の困難に同情する」などとも述べていた。

 

とはいえ、これは中ソが対立し、国境で中ソも領土争いをしていたころの話。その紛争も2004年に係争地を半々に分け合って片づけた。そんな中国首脳部には、もはや日本への「同情」はないのだろう。

 

北方四島と尖閣諸島。韓国では「日本は二つの領土戦争中」(中央日報)などと報じているが、もう一つお忘れではありませんか。「三つの」と書かないのは、自国が占拠する竹島(独島)に「領土問題はない」という建前からだろう。

 

かつてソ連が「日ソ間に領土問題はない」とにべもなかったころを思い出すが、目を尖閣に転じれば、島を支配する日本政府がいま「領土問題はない」と繰り返している。

 

日本は、なぜこうも島の領有争いで囲まれているのだろろか。アジア大陸と太平洋の間を遮るように横たわる日本列島の地形のせいではあろうが、それに加えて過去の戦争や植民地支配の歴史が大きな影を落としている。

 

尖閣諸島は日本が台湾の獲得に至った日清戦争のさなか、竹島は韓国併合に道を開く日露戦争のさなかに、それぞれ日本が自国に編入した。手続きに間違いはなかったにせよ、中国、台湾や韓国では「戦争のどさくさ紛れに」と見がちなわけだ。

 

この点、北方領土は日露戦争で得たのではないが、ロシアはこの敗戦で大国の面目を失い、樺太の半分をとられた屈辱感があった。第2次大戦直後、ソ連がそれこそ「どさくさ紛れ」に北方領土を占拠したのは、その報復だったのではないか。

 

ただし、それには経緯もあった。大戦末期の45年2月に米英ソの首脳が集まったヤルタ会談で、ソ連を対日参戦に誘ったルーズベルト米大統領が見返りとしてソ連に樺太と千島列島の領有を認め、それが秘密協定に盛り込まれたのだ。

 

同行したグロムイコ駐米大使(後の外相)の回想録には、会談前にこの条件を知ったスターリン首相が「よし、いいぞ」と喜んで部屋を歩き回ったと書かれている。ソ連は千島列島に四島も含まれると解釈した。

 

彼らにすれば米国のお墨付きを得た思いだったのだろうが、米国も戦後は大きく変わる。56年、日ソ交渉に臨んだ鳩山一郎首相が「二島返還」で片づけようとしたとき「四島返還を求めなければ、沖縄は返さない」と強く反対したのは米国だった。激しくなった米ソ冷戦の下、日ソの進展を警戒したのだが、いやはや、国際関係はあざなえる縄のごとし……。

  

 

さて、いまなぜロシア大統領が北方領土に乗り込んだのか。


 

理由はいろいろあれ、どうやらその一因が昨年の北方領土担当相に就任以来、「不法占拠」と強調してきた前原誠司外相にあるのは間違いなさそうだ。

 

ソ連の崩壊後、ロシアの軟化を求めて様々な誘い水を示してきた日本の首脳らは、実のところ「不法占拠」の言葉を禁句にしてきた。対するロシアも「領土問題はない」などと言わずに交渉に応じてきた。

 

その封印を解くように「60年以上も不法占拠が続く」と昨年の国会で繰り返しだのが麻生太郎首相。ロシアは強く反発したが、期待した鳩山政権でも大差なく、今度は前原氏を外相にしたのだから菅政権も本気で交渉の気はない、とみたのだろう。「不法占拠」が売り言葉なら、「国内視察に過ぎない」とは強烈な買い言葉ではないか。

 

外交は相手の腹と反応を読み合う知恵比べ。とくに領土交渉は難しい。正論だけで押せるのなら、誰も苦労はいらない。

 


引き続き。

2010年11月10日 17時57分13秒 | 日記

 NTT<9432.T>が9日、保有する自社株(金庫株)の半分を15日付で消却すると発表した。同社の消却前発行済み株式総数の7.97%にあたる1億2546万1833株が対象で、簿価ベースだと総額約6000億円。自己株消却では過去有数の規模となる。

 

  政府保有株については、その企業を所管する特別会計を管轄する省庁の大臣名が株主名に表示される。NTTの場合、所管は財政投融資特別会計が属する財務省。NTTの10年3月期有価証券報告書によると、財務大臣の持株比率は33.71%となっている。NTT株は、政府が3分の1以上の持株比率を維持する旨法律が定めている。今回の自己株消却で政府の持株比率は33.71%から36.63%に上昇するので、政府には計算上、3分の1を超えた約4800万株を売却する余地が生まれる。財政事情が厳しいなか、有力な財源として注目される可能性がある。

 


本日、良いな、と思ったニュース。

2010年11月10日 17時51分16秒 | 日記

オールジャパン体制でウユニ塩湖のリチウム資源産業化へ覚書締結

 

JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)は10日、南米ボリビアの首都ラパスにおいて現地9日、ボリビア国鉱山公社(COMIBOL)とウユニ塩湖のリチウムなどの資源の産業化に向けた研究および開発に関する覚書に署名したと発表。

 

  JOGMECが中心となり、それぞれ個々にプロジェクトに取り組んでいた住友商事<8053.T>、三菱商事<8058.T>が参加、産業技術総合研究所、北九州市立大なども加わり、オールジャパン体制で臨み、今回の締結に至った。

 

  現在、ボリビア側が進めるパイロットプラントに、日本の試験機材や技術者を導入・派遣して試験を開始する予定。JOGMECは、「生産した純度の高いリチウムを、商業ベースに乗せるのがこれからの課題」(広報課)としている。

 

  今後は、ウユニ塩湖リチウム資源開発にとどまらず、ボリビア政府が期待する、同国の地域開発、産業創出、人材育成などに関する協力も積極的に行い、両国の互恵的関係を構築して行く方針。

 

    株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS  

                       提供:モーニングスター社  (2010-11-10 13:50)


平成4年には…。

2010年11月10日 17時46分55秒 | 日記

平成4年には、書くことなどままならず、筆舌に尽くし難い苦しみの中にあったのですが、書き出している今は、何もかもが同時進行で見える。

 

2か月前に…平成4年の様に、マスメディアが大合唱…今回は、検察という名の権力、或いは、自らも深く、そこに準拠していた体制維持のみを考えた…またもや、とんでもない正義感の大合唱で誕生させた政権…芥川は、こんな言葉は使いたくないが、つい、2か月前の事実だから仕方がない…マスメディアがでっちあげた政権でなかったならば…この、次から次と起きている、稚拙で、お粗末な大騒ぎは…無辜の人を犯罪人(彼らが言う所の)にまでして…有り得なかったはずだと、芥川は、日に日に、強く思う。

 

マスメディアよ…これらの全ては政権の責任ではないぞ、貴方がたの責任だ…平成4年とは違い、同時進行で、芥川は、貴方がたに告げる。

 


前章を書くにあたって…。

2010年11月10日 14時51分31秒 | 日記

前章を書くにあたって、芥川は…1925年、岩手県北上市生まれ。東北大学理学部卒業。新潟大学名誉教授。専攻は物理学、理学博士。イーハトーブ館・前・館長。…斎藤文一さんが書かれた本…2010年、715日に初版第一刷…これだけでも凄いことだと芥川は思う…80歳を優に超えて書かれたのだから。

 

この素晴らしい本…芥川は、これも全国民必読の書だと思う…「科学者としての宮沢賢治」を…芥川が前章を書きだしていた時に…弊社専務が「ここ、読んでみたら」と差し出して来た…そこには、僕が言いたい事のすべて…かつて、「カヴァレリア・ルスティカーナ」の章で、或いは、「ColdPlayの♪Scientist♪」で書いたことの、すべてが、そこには在った。

 

分けても、その部分の最後に、斎藤さんが、紹介した、峠三吉の詩。…これを読んだ時、僕は、もう慟哭を堪(こら)えきれなかった。

 

この部分を、何一つ省かずに、芥川の文章の間に入れたいと強く思った…弊社専務に、新聞や雑誌ではなく、これだけ素晴らしい本の、この部分を挿入するについては、「斎藤さんの了解を取りたい、どうしたら良いだろう」と、呟いた。

 

「確か、イーハトーブ前館長って書いてあったから、そこに電話してみたら…」調べて電話をした…女性の方が出てきた…芥川が、斎藤さんが卒業された大学の真下で、勉学を為した者であること…思い余って、芥川賢治として、「文明のターンテーブル」を、ネット上で書いていること…趣旨を話して、芥川が挿入したい前後の文章をざっと読んでから…

 

斎藤さんのP193…修羅科学者―核の時代に生きる…からP197、(「原爆詩集」「景観」)までを、そっくり、挿入したいのですが、ついては…と該当する文章に目を通しながら、話していた時に、芥川は、突然、嗚咽におそわれた…しばし、声に成らず、気持ちを整理している間、この女性は「大丈夫ですか…」と声をかけてくれた。「大丈夫です…」

気持ちを取り直して、用件を告げたのでした。「ちょっと、お待ちいただけますか」「ええ、」

 

しばらくして「申し訳ないんですけど…電話番号は教える事ができないんです…」「それは当然だと思います。ありがとう」

 

こんなことがあったのでした。

 

 


続き。

2010年11月10日 14時46分36秒 | 日記

先週のニューズ・ウィーク誌で、『ジャパンーアズーナンバーワン』の著者で、半世紀にわたって日本や中国など東アジア情勢の分析を続けるハーバード大学のエズラ・ボーゲル名誉教授は「日本が国連の安保理の常任理事国になる可能性はない。」と断言していたが…ならば、尚の事、英国よ、フランスよ、貴方がたは…米国だけに…問題国家に対して…「世界精神のひとかけら」を持て、という役割を押しつけ続けることは、出来ないんじゃないか。…日本が動くんじゃなくて、貴方がたが動く事…それが安全保障理事国である、貴方がたの責任だと、芥川は思う。

…今の世界で、日本ほど、平和を、貴方がたに笑われるほど、馬鹿にされるほど平和を希求している国はないのだから。

それが…ヒロシマ・ナガサキゆえであることが分からないのなら…貴方がたに安全保障理事国である資格はないと、芥川は強く指摘する。

©芥川賢治

 


「世界精神のひとかけら」

2010年11月10日 14時43分19秒 | 日記

芥川の「核武装論」についての見解。

 

本来…基本的に、絶対的に…貧しい小国に…おまけに、こういう国に限って、民主主義から程遠い、独裁国家…核は持たせるべきじゃなかった…その製造工場を叩いてでも阻止すべきだった…何故?…芥川の脳裏には、皆さま方の誰も思いつかない、「戦争論」が在るからです。

 

それゆえに、このことについては、一切、言及したくなかったのですが、今朝の、沖縄県人に依る、全段ぶち抜き広告を見て思った。

 

もし、沖縄県人に、押しつけている…強いている問題を、完全に解決するには、その方法しかないのだとしたら、芥川は「核を持つ国になる」ことに、Yesと言う。

 

いくら、ヒロシマ・ナガサキを伝えても、世界には「世界精神のひとかけら」も持てない国が後を絶たないのなら…そうして、そのような国に、日本が脅かされ続けるのなら、覇権のためでなく…「世界精神のひとかけら」を持て…と、世界に告げるために。

 

ただし、いまだに、例えば、自民党の中には、少なからずいるのだろう…「なにものかに属した精神における呑百姓性」を、哲学的に、歴史的に、思想的に、完璧にredressした上での話だが。

 

所謂、軍人の狂信なんぞとは全く関係が無い…「世界精神のひとかけら」のために。

Fascismの一党独裁国家等に、対抗するためなら、まっぴら御免…それはアメリカよ、世界よ=20世紀資本主義よ、貴方がたの役割だろう…だからこそプラザ合意だって受け入れたし…今だって、毎日、東証で、何もかも受け入れているじゃないか。

 

欧州だって、いつまでも、アメリカだけに、その役割を押しつけて、己の繁栄だけを考えている場合ではないだろう。僕は、欧州は大好きだが…欧州は、植民地主義的覇権国家しか出来なかったことも歴史的な事実だし…そのことと日本のemperor-banzai-fascismを全く一緒にする気はないが、だからこそ、日本は「世界精神のひとかけら」を持った国になれた…それなのに、いつまでも、「世界精神のひとかけら」がない国の前で、裸で居る訳には、いかんだろう。

今週号のニューズ・ウィーク誌上で…英国の国会議員が日本の安全保障について、長文の論文を書いていた通りだろうが、しかし、

 

貴方がたがやるべきことは、日本を核武装に向かわせることではないだろう…世界中で、誰よりも速く、そのような事が出来る国であることは世界の衆知の事実…emperor-banzai-fascismに依る、戦争の結果のためでなく…ヒロシマ・ナガサキのために、核武装しない国に…安全保障論を説く前に…貴方がたが、…今、21世紀に至っても「世界精神のひとかけら」を持とうとせず、或いは、体制ゆえに、持てない国を、どうするのかを考える事の方が先だろう、と芥川は強く思う。

以下、10,000字を超えた分は。次章で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


中国に対しての、芥川の気持ち…。

2010年11月10日 10時17分39秒 | 日記

中国国民に対しては、ローリング・ストーンズの♪Let’s spend the night together♪を 中国の空中に響き渡らせて、お互いの各都市で、踊ろう…

芥川は、結構な歳だが…永遠の19歳と、言う人もいる…一晩中でも踊れるぜ(笑)

 

反日教育=fascism、共産党の一党独裁、人権無用の体制には、ジョージ・ハリソンの♪Beware of Darkness♪を…耳くそをかっぽじって…聴いてくれ、と。

 

あなたたちの大変さは分かっているが、そっちの方に傾いて行ったら、お終いだよ…今は、世界も、金儲けだけを考えて黙っているけど、その体制で、世界を制覇出来ると思ったら大間違い、だよ…もうこれ以上、我慢ならん、となったら、世界はNOを突き付けるよ…と言うよりも、神が許さないから、その体制は崩壊するよ…伊達に3,000年の国じゃない事は、貴方がたが一番知っていることだと芥川は思う。

 

週刊朝日の気鋭の女性記者が教えてくれた事実に、対する芥川の答え。

…都会のビルは、売るから、どんどん買ってよ…だけど、日本の山川は、海は、島は、もう売らないよ…考えてもみてくれよ…あなたがたの土地は、国民でも買えないじゃないか。


おはようございます。

2010年11月10日 08時05分16秒 | 日記

ほへ、のような体制べったりの阿呆が消えて、やっと、本来の知性が朝日に戻ったようだ。

昨日の天声人語、今日の若宮氏のコラム。ほへよ、それが朝日だ…体制側にすり寄り、官製情報を垂れ流し、真実の追求=検証もしないで、感情論を書くのは、阿呆のすること。…ジャーナリズムのすることではない。

若宮さん、あなたは、本来の朝日魂を、久々に伝えたよ。